鳩山首相が仕分けられる? いつまでもつか「必殺」効果

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   <ワイドショー通信簿番外編1>「事業仕分け」は確かに見ものであった。鳩山首相によって「必殺仕分け人」と名付けられた面々が、「予算のムダを洗い出す」を合言葉に、既得権を主張する組織に襲いかかった。

   「仕分け劇場」は公開され、氷山の一角とはいえ、ムダが白日のもとに曝されるシーンに庶民は喝采を送った。

   その背景を、片山善博(慶大大学院教授、前鳥取県知事)はこう語る。

   「自民党時代はお役人を呼びつけて、これ入れろ、これ付けろ、というのが与党のやることだった。今は若い人たちが税金のムダ遣いを省くためにビシビシ切り込んで行く。だから国民から見てわかいやすい」(朝ズバ、2009年11月25日)

   片山自身、行政刷新会議メンバーだけに、「事業仕分け」に関する言は多少、割り引いて聞く必要があるかもしれないが、総じて彼のコメントは歯切れよく、うなずけるものが多かった。たとえば、鳩山内閣の迷走ぶりが際立った普天間基地移設問題については、次のように現政権に苦言を呈する。

   「国際間の合意は重い。白紙からという訳にはいかない。江戸幕府がアメリカと結んだ不平等条約を、明治の人たちは苦労を重ねて条約改正にもって行った。決して白紙からやりますと言っていない。それが国際的ルール」(朝ズバ、11月18日)

   自ら苦労知らずと認める鳩山首相は、難問を抱えたときの対処法をご存じないのかもしれない。育ちの良さは弱さにも通じる。オタオタしている感じが否めない。政権交代から100日余、新内閣は見るべき結果を残せていない。

   むしろ失点の方が目立つ。その中で「事業仕分け」は唯一、有権者の期待をつなぎ、支持率急落を食い止めるものだった。しかし、「仕分け効果」だけでは、そんなにもつまい。立ちはだかる諸問題に適切な手を打てなければ、有権者の信頼を失って匙を投げられるだろう。新年の政局は荒れ気味のような気がする。<テレビウォッチ>

アレマ

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