茂木健一郎が教えてくれた 脳の限界と「信頼」の重要性

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<テレビウォッチ>2009年の「プロフェッショナル 仕事の流儀」を振り返り、筆者が1番大きなインパクトを受けたもの……それは、この番組で見た様々なプロの流儀よりも、09年11月上旬に発覚した「茂木健一郎氏、3億円超の申告漏れ」のニュースだった。

   茂木は、脳科学のプロフェッショナルである。少なくとも、この番組においての彼のポジションではそうである。脳科学のプロとして、ゲストの言動や行動からその人の脳を分析する。

テレビに出てあれこれ言う人が…

   茂木は多額な追徴課税を支払ったようであるし、番組の冒頭に謝罪文も掲載された。だが、テレビに出てあれやこれや言う立場にある人間が、多額の申告漏れを指摘されたという事実……それが、その後の番組を見る上でどうも気になって仕方なかった。彼が何か言っても、どうも奥歯に何か引っかかっているようで、なんとも落ち着かなかった。

   思考や記憶を司る「脳」の研究をしている人間が、3億円もの大金を「忘れる」のだ。なんとも出来の悪いギャグである。笑うに笑えない。

   この1件で、この番組の存続が危ぶまれている。来10年4月の番組改編で打ち切りになるとの報道もある。発覚の翌月09年12月の放送は一切無かった。

   それなりの好感度を持って見ていた人達でさえも、今回の1件で離れて行く。『信頼のもろさ』を、『脳の処理能力の限界』と共に教えてくださった茂木。「プロフェッショナル」で学ぶ事は多いが、茂木からは生きる上でとても大切なものを学んだ気がする。

慶応大学 がくちゃん

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