すごいのは映像?ストーリー? 両方に大注目(見たい10年正月映画下)

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(C)2009 Twentieth Century Fox
(C)2009 Twentieth Century Fox

   <アバター>ハリウッドで次々と映像革命を起こしてきた巨匠ジェームズ・キャメロンが、『タイタニック』以来12年ぶりに監督を務めたことで話題の映画『アバター』。監督が製作期間に長い年月をかけたとあって、映画ファンなら誰もが公開を待ちわびていたことだろう。最新鋭の技術が駆使され、誰も見たことのない世界が創り上げられている。その『アバター』が、12月23日にいよいよ公開された。

   舞台は22世紀。人類が宇宙開拓を進めている時代。戦争の犠牲で車椅子生活を余儀なくされたジェイク(サム・ワーシントン)は、亡き兄が関わっていた「アバター・プロジェクト」に参加するため、地球からはるか遠く離れた衛星・パンドラへと向かう。その星でジェイクは『アバター』となって、未知なる星での不思議な体験をする。やがてその星の原住民・ナヴィと出会い、深く関わっていくことになる――。

自分の分身が未知の世界へ

   「アバター」とは、自分の分身。つまり人工的に作られたもうひとつの肉体のことである。パンドラでは、そのアバターにその人の意識を移行し、遠隔操作することで行動できるようになる。車椅子で生活していたジェイクも、このアバターのおかげで再び自由に歩き回れることができるのだ。

   設定からして早くもこだわった形跡が見える。なんだかちょっとややこしくも思えるが、でもこういう要素こそが、ますますこの映画を『誰も見たことがない』映画へと確立させているのかも知れない。

   そして何より目を見張るのがパンドラの風景。地球とは全く異なる文化を持つこの星は、まさに未知なる世界。そこに住むナヴィを始め、ジャングルに生息する植物やクリーチャーたちに、思わず圧倒されるだろう。また俳優の細かい動作をすべてCGに取り込む、パフォーマンス・キャプチャーを使った撮影技法によって、ナヴィがリアルで躍動感溢れる生物として描かれているのにも注目したい。

   これだけ超大作に仕上がっていると、やはり映像の方ばかりに興味が湧いてしまうが、キャメロン監督はドラマだって一級品のものを作る。革新的な映像に感動的な物語が融合した『アバター』。この映画を見ずして、他に何を見る!

巴麻衣

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