2018年 7月 18日 (水)

民放キー局が完敗? NHKとローカル局の奮闘

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<深夜テレビ探検隊>多くが生まれ、多くが消えていった2009年の深夜番組達。お笑い、旅行は毎年のことだが、新人アナの練習用番組(?)なんてのも多くあった。そんな中で1番記憶に残った番組と言えば、NHKの「笑神降臨」だろう。

   そもそもNHKの最も有名なお笑い番組と言えば、「爆笑オンエアバトル」。素人審査員がその場で芸に対する評価をする仕組みは、芸人それぞれレベルの差を如実に表すものとして画期的だった。この番組で着実に成長し、成功に導かれた芸人も数多い。そして一方の「笑神降臨」はと言えば、すでに成功した芸人にターゲットを絞り、30分という長い時間を使って彼らの能力の最大限を発揮してもらおうという番組だった。今はまだ試験放送の「笑神降臨」だが、視聴者からの反応はまずまずのよう。背景には民放各局の大量の芸人を一瞬で消費していく番組作りには、もう飽きてしまっている視聴者が多いからなのではないだろうか。

笑神降臨と水曜どうでしょう

   北海道地方のローカル局が制作した深夜番組の「水曜どうでしょう」(関東圏ではテレビ神奈川などで再放送中)は、これまでの番組制作に一石を投じた存在だ。ローカル局のスタッフが、ローカルタレント(大泉洋)と日本各地、世界各地をおバカな話をしながら旅する番組だ。もちろん東京キー局の番組でも、お笑いタレントが制作スタッフと一緒に旅行する番組があるが、正直いってちっとも楽しくない。

   その差にあるのは、視聴者との距離感にあるはずだ。面倒で手間のかかる番組づくり、ましてや視聴率の悪い深夜番組にお金なんてかけられない、だからアウトソーシングする。外注された制作会社は限られたペイの中で、いかに低コストの番組を作るかに注力せざるを終えない、そうするとさらにつまらない番組が出来てしまう……そんな負の循環が東京キー局の番組からは感じられるのだ。

   この勢いのままだと、NHKがさらに愉快な番組を全国展開しそうに思う。「笑神降臨」だけでなく、タモリがMCをつとめ好評の「ブラタモリ」も、幅広い年代に受けが良さそうだからだ。でも自分は東京キー局にも、是非期待したいのだ。NHKのつくる深夜番組は、あまりにもきれいにまとまり過ぎていて突っ込みどころがない。腹を抱えてゲラゲラといいうよりは、体の中がぽかぽかするような上品な笑い方しかできないのだ。荒くても、低コストでも、多少下品でもいいから、とにかく楽しめる番組作りに知恵を振り絞ってもらいたいものだ。

べべべんべん

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