突然の道路陥没と「強い労働組合」の関係

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<テレビウォッチ>車道で、あるいは横断歩道で突然、道路が陥没する事故が全国で相次いでいるという。

   掘っては埋め、埋めてはまた掘り返す日本の道路。いったい地下の『根っこ』の部分で何が起きているのかを取り上げた。

   昨2009年9月広島市中心部の横断歩道で突然大きな穴があいた。キャスターのみのが「怖いですね~。突然、道路が陥没したら大惨事になりかねない」と。

   実際に車が穴にはまった事故も。去年5月に名古屋市内の道路でも、幅1メートル、深さ1.3メートルにわたり陥没しゴミ収集車が穴にハマって立ち往生している。

   こうした陥没事故は、全国で年間平均4700件にのぼるという。原因は何か?? 今回、番組が取り上げたのは老朽化した下水管だ。

   名古屋市の陥没事故の原因も、作られて79年たった下水管(直径約60センチ)の老朽化で、1回目の点検から39年もたっていた。

   所管の国交省によると下水管の耐用年数は約50年というのだが、名古屋市の場合は耐用年数50年を超えた下水官は約1000キロメートル、全体の13%に当たる。

   東京都はもっと深刻で、下水管の総延長1万5800キロメートルのうち耐用年数50年を超えたものは1500キロメートルにも及ぶ。

   しかも、高度成長期に作られた下水管が今後10年間でいっせいに耐用年数を迎え3400キロに及ぶという。

   専門家によると、交換・補修など維持管理をきちんとしてこなかったために、コンクリートが劣化、むき出しになった鉄筋がボロボロに腐食し、重みに耐えられずの陥没だという。

   埋めてしまえばあとはうっちゃらかしの知らん顔状態だったのだが、コメンテーターの片山善博慶大教授(元鳥取県知事)はその原因のひとつを次のように解説した。

「本当は2次補修をもっとやっておけばよかったのだが、自治体の下水道事業は総じて組合の強いところ。2次補修より自分たちの給与ということで、本来コンクリートに投資すべきところを給与に投資し、財政難という話になった。自治体は給与水準の点検をする必要がある。 しかも水道事業も似たような状況にある。水道事業の所管は厚労省とタテ割り。上・下水道一元管理すべきだ」
文   モンブラン
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