2018年 7月 18日 (水)

「相棒」と合わぬなら 合わせてみせよう右京さん

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「相棒 元日SP 特命係、西へ!」(テレビ朝日) 2010年1月1日21時~

   年末年始に若い人の行動パターンが激変して、理容師美容師が嘆いている。昔は大晦日が書き入れ時だったのに、今は大晦日が閑古鳥だ。何故かといえば、地方出の若い人には年末年始にお節料理など食べず、田舎にも帰らず、ピザを取るのがはやり。ピザ屋もこの時期は時間が掛かっても弁償しない。テレビは缶詰番組ばかりで面白くないので、DVD屋が大流行で、見たいものは払底する。つまり、正月の準備とか正月だけの日本的風習が枯渇しかかっているから、年末に身だしなみを整えてという行動がなくなってきたという。
   元日のテレビはそれこそ缶詰だらけである。スポーツ以外で目ぼしいものはこのドラマしかなかった。薀蓄を傾ける杉下右京(水谷豊)の特性を生かすべく考えられたのが、歴史の曖昧さに題材をとった殺人事件の謎解き。千利休が太閤秀吉の逆鱗に触れて切腹させられた(1591年)理由には諸説があり、1つは娘を側室に差し出せと言われて断ったからとか。ここでは中国渡来の茶器を巡る確執だったというのだ。それなりに「ありかも」と面白かったのである。
   相方が代わってから、しっくり来なかったのだが、今回はセリフ回しがブツブツとぎごちない神戸尊(及川光博)でも、元恋人が事件のキーマンとあって大ハッスル。この神戸の役は、いまだ性格設定が確立されていなくてもどかしいが、何とか見られた。『相棒』には右京がいるから相棒は誰でもいいと韻を踏んでおくとしよう。

(黄蘭)

採点:1.5
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