肉食系おばあさんのパワー 80歳超現役たちの実態

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<テレビウォッチ>今2010年に入り、80歳を越えて今尚現役で活躍される方とのお仕事が続いている。現在80歳、文学座の加藤武さんと、日本最高齢のピアニスト室井摩耶子さん86歳である。芸歴はかる~く半世紀越えのお2人、とにかく元気である。

   いや、豪快すぎるほどの元気と言いたい。肌つやもよく背筋もピシっと堂々たる雰囲気。そして何よりよくしゃべる。マシンガンのようによくしゃべるのだ。当然、長年の経験から一言ひと言に重みがある。だが全くもって説教臭さはなく、お2人とも、まるで面白かったことを夢中になって話す子供のようなのだ。

朝からステーキ

   日本の芸能史とともに歩んでこられ、80歳の今でも舞台、映画、テレビドラマと活躍されている加藤さん。20~30代の役者と対等に台詞を覚え、物忘れ云々などは問題外の現場に立ち続けているのだ。よく考えるとこれはスゴい。体力維持のため、ジムでエアロビクスをするという恐るべき80歳は「舞台の上には介護なし」とゲラゲラ笑いながら大声で話す。

   それは、成毛眞氏著書で今話題の『大人げない大人になれ!』に出てくる、子供のように夢中になって仕事をする『大人げない大人』の典型的な姿のようだ。

   「NG37回までは覚えてんだけど、後はもうヤケクソ! 何がOKで何がNGかわかんないままやっちゃったワケよ。」と、黒澤明監督『悪い奴ほどよく眠る』の撮影エピソードを目をキラキラさせながら語る加藤さん。まさに大人げない。

   同じように、室井さんも目を輝かせながら音楽の楽しさを嬉々として語る。現在もリサイタルを開催し、毎日7~8時間練習に費やすという彼女の健康法、それは『肉食』だ。

   戦後間もなく渡欧し現地で長年活躍した室井さん。欧州で対等に勝負するにはまず体力と痛感し、食生活を肉中心に変えた。50年以上の肉食生活は、現在も継続中。朝からステーキをペロリと平らげるという、こちらも驚異の80代。

   さて、2010年は『肉食』がブームになるらしい。京王電鉄による日本初の肉食テーマパーク「東京ミートレア」にしかり、各地で肉食を取り上げた施設がオープンし、あぶらもの料理のレシピ本も売れ行き好調だ。見通しが悪い経済状況を乗り切るには、お肉をガッツリ食べて元気を出そう! といったところか。

   先日取材で「東京ミートレア」を訪れたが、あまりの盛況ぶりに驚いた。ハンバーグ、とんかつ、焼き肉などを求めて人々が大挙し大行列を作っている。ここではメタボ、ヘルシー、ダイエットは無縁。ローカロリー食品や野菜中心の食生活に「もう限界! お肉をお腹いっぱい食べた~い!!」と反旗を翻した人々で溢れている。来館者に聞いても、後で運動すればいいじゃないかと、みなさん涼しい顔。笑顔で肉料理をほおばっているのが印象的だ。

   とてつもなく元気で人々にパワーを与えてくれる大人げない80代。あそこまで到達するには、どうやら肉の力なしには難しいそうだ。肉食女子から、本当の肉食になってみるか、と妙に都合よく考えてしまった私である。

                        

モジョっこ

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