2024年 4月 18日 (木)

民主幹事長と滝クリ対談 斜め45度から斬る「小沢一郎」(上)

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   昨日(1月27日)、北海道で出されている月刊誌編集長から、小沢一郎問題について取材された。

   私は、いま囁かれている疑惑については、報道を通じて知るぐらいだから、多くを語ることはできない。だが、小沢氏が最年少自民党幹事長になった1989年当時から、彼に関心を持ち、以来20年近く、ライターの松田賢弥氏とウオッチしてきたから、小沢という政治家の人となりについて話をした。

税金と不動産

   私が週刊誌誌上で、7年にわたって続けた小沢批判の主眼は、彼が93年に講談社から出版した「日本改造計画」にある、日本を戦争のできる「普通の国」にするという考え方についてだった。

   小沢氏が、今夏の参議院選挙に大勝して民主党の一党独裁政権を実現したら、その先に見据えているのは憲法改正ではないかと、私は考える。

   松田氏が、岩手県の小沢によるゼネコン支配の実態を丹念に取材し、昨2009年7月に出版した「小沢一郎虚飾の支配者」(講談社)は、報道関係者はもちろんのこと、小沢疑惑を調べている検察関係者たちにとっても必読書になっていると聞く。

   この中で、野中広務・元自民党幹事長がこういっている。「小沢のような政治家は見たことがない。土地やマンションなどの巨額な資産をつくるのに使ったカネは、政治資金やろ。その政治資金には国民の税金(政党交付金として)が入っている。あいつは自分名義の資産形成のために税金を使った」。この言葉に、政治家小沢のすべてが凝縮していると思う。

   「政治は数、数は力、力はカネだ」という田中角栄譲りの政治手法で、小沢氏は頂点を極めたかに見える。だが、検察は、数十億の不正蓄財を暴き、脱税で逮捕した金丸信・元副総理の線を狙って、最悪でも、議員辞職へ追い込もうとしているのではないのか。

   幻冬舎から出ている「ギョーテ」ではない「GOETHE(ゲーテ)」に、小沢一郎と滝川クリステルの対談が載っている。早速買ってみたが、『すこぶる』おもしろくない。今どき、小沢の教育論を聞いて、肯く読者がどれだけいるのか。

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