2024年 4月 25日 (木)

朝青龍「もう土俵に上げるな」 品格問題と「傷害」の違い

<テレビウォッチ> きのう(1月28日)は週刊誌が元のフラッシュ・ニュースだったが、どうやら間違いなし。朝青龍が酒を飲んで暴れ、なぐって怪我をさせたのは、一般人だった。刑事事件になる可能性がある。

泣きわめいていた

   取材カメラが、事件の目撃者の話を伝えたが、「朝青龍が、『死んでもいい』って、泣きわめいていた」という。殴られたのは、朝青龍の知人で飲食店の責任者。記者会見で言っていた「身内のマネジャー」ではなかったわけだ。しかも鼻骨骨折で1か月の診断だと。

   高砂親方はきのう、相撲協会の武蔵川理事長に報告をしたが、関係者の話では、被害者との示談がまだ進んでいないことで、「それじゃ困るんだ」ときびしく叱責されたという。

   当の朝青龍は、発起人のひとりになっていた、楽天の野村克也・前楽天監督の名誉監督就任パーティーも欠席。監督に直接、欠席すると連絡があったという。野村夫人は「かわいそう」と言っていたが、一般の目はそうはいかない。

   山口一臣は、「体が凶器なんだから、身内だろうと一般人だろうと、次元が違う」

   大谷昭宏は、「もう、土俵へ上がらせちゃいけない。ガッツポーズでの厳重注意とは話が違う。傷害事件なんだから、そんなことやった人間は土俵に上がれない」

   長嶋一茂までが。「個人的にはファンだが、これが事実とすれば……」

取材が甘い?

   いや、事実だったのだ。騒ぎが最初に表に出て協会が「厳重注意」とした時点ですら、協会から報道までずいぶんとアバウトだった。

   会見した朝青龍は「武蔵川親方から、『相撲はよかったが、ダメだよ』といわれた。反省してます」と薄笑い。殴られたという「マネジャー」は、ブログで「横綱には何のわだかまりもない」と書いていた。

   はっきりしてるのは、大勢の報道陣のだれ1人として、騒ぎのあった西麻布の現場にいってなかった。処理した警官にも聞いてなかった。週刊新潮だけが突き止めた、ということだ。

   しかも、目撃者は「朝青龍が泣いていた」といっている。事件は場所中の1月16日未明だ。朝青龍にいったい何があったのかは、ことによると、別の展開があるかもしれない。なのに取材はそれを、突き詰めもしない……ゆるんでるのは、相撲協会だけじゃない?

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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