見たかった親方のぶちかまし 甘味と女子アナとTVの仕込み

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「ゆうどきネットワーク」(NHK) 2010年1月25日 16時50分~

   こうした生の情報番組では、民放ならば必ず芸能ネタが巾を利かせ、ケバい画面とけたたましいタレントのお喋り騒音でうんざりする。その点NHKは物静かだが、近頃は民放の真似をする煩い女性アナもチラホラ出てきた。この日の目玉企画はスイーツ(なんで以前のように甘党とか甘味と言わないんだ!)。芝田山親方(元横綱・大乃国)がゲストで、【ごっつあんスイーツの番外編】と称し、視聴者から募集した地方の自慢伝統甘味を作りに行く内容だった。
   秋田の麦巻きという超甘そうなカステラもどき菓子と、九州の味噌入り菓子。いずれも、前もってしっかり仕込みをしているはずなのに、初めて発見したかのように、車の中で「あ、出迎えてくださっていますよ」と女子アナが言う。わざとらしくて白ける。
   芝田山が高所恐怖症なのでからかってみたり、画面にセリフのテロップを入れたり、民放バラエティのマネが目立つが垢抜けない。しかも、女子アナが万事仕込みの通りに視聴者を持ち上げて、芝田山に同意を求める雰囲気があり、つまらないのだ。そもそも、芝田山は相撲取りにしてはクレバーで、顔も可愛く愛嬌があり、そのくせ八百長嫌いの真面目人間、親方としてのコメントも的を外さない。彼にもっと勝手に語らせればよかったのだ。伝統おやつは不味そうだったから、ひょっとすると、彼は「あまり美味くないね」と言ったりして番組としてはその方がずっと面白かったはずである。

(黄蘭)

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