これで笑えという「屁理屈」 櫻井翔らが悪いのか

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<テレビウォッチ> TBSの新ドラマ「特上カバチ!!」。広島弁で屁理屈といった意味らしい。行政書士たちの活躍を描く。

クイズ?バラエティ?

   主演は、「嵐」櫻井翔と堀北真希。中村雅俊や高橋克実、遠藤憲一らも出ている。枠としては、最近では官僚たちの夏、JIN―仁―と続いていた日曜劇場だ。法律の知識を駆使しながら人助けを……という主人公たちが騒動を巻き起こす、という趣向らしい。

   その法律知識などを問うクイズがドラマの途中に入ってくる。出演者が出題し、プレゼントももらえるし、生で電話がつながることもある。なんだかラジオみたいだ。ドラマのようなバラエティのような、なんだかとりとめのない作品だ。ドラマとして全く没入できない。番組自らがブツブツ流れを切ってくるのだから。

   まさか、と思うが、TBSはこれが実験的な挑戦だ、などとは思っていないだろうな。これは、単に企画段階で詰め切れていない極めて中途半端な取り組みだ。ドラマはドラマであってバラエティとは違う。クイズ番組の中にドラマを織り込む、というのはありかもしれないが、逆は困る。

   笑わせてやろう、という意識の強さも感じるが、笑いに腰を据えているわけではない。小手先でちょちょいと、ほら笑え、とばかりに色かけ程度に取り入れているだけだ。これでは笑えない。漫画原作のドラマではあるが、ドラマとしてマンガチックにも程がある。これで今の視聴者が笑うと考えているとしたら神経を疑う。

人情VSクール

   櫻井翔や堀北真希が悪いわけではない。櫻井は人情に厚く、堀北はクールに話を進めていく、という対比をうまく出そうと頑張って演技をしている。

   制作陣は、ドラマとは何かを整理して出直してほしい。世に迎合しようという姿勢ばかりが鼻につくが、もっと新しい工夫を見せてほしい。

   ともかく、官僚たちの夏、JIN―仁―と続けてみていた視聴者の多くはこのドラマを見ないだろう。その分若い人たちを……となれば良いのだろうが、期待薄だ。定着していた視聴者を切り捨てるとは、何とももったいない話だ。正直、腹立たしくなってきた。TBSの病は重い。

      官僚と 医者の跡地を 踏み『あらし』

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