「会いに行けるアイドル」AKB48 文春が報じた驚きの中身

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   小沢一郎幹事長と朝青龍の記事は食傷気味という人が多いのではないか。朝青龍のほうは引退したから、一応の決着;は見たが、小沢疑惑のほうは、小沢の逃げ切り勝ちなのか、検察が国税の力を借りて、脱税などで追い込むことができるのかというのが、大方の週刊誌が書いていることだが、私は以前からそう考えているし、それ以上の情報は、どれを読んでもないようだ。

   たしか少し前に鳩山首相は、検察の判断が出たところで、小沢辞職せよの世論が70%を超えるようだったら、辞任やむなしというようなことを、ムニャムニャといっていたのではなかったか。どちらにしても、小沢批判は止まず、民主党の支持率低下はますます進んでいくことだけは間違いない。

「現代日本産のコンテンツ商品」

   今週は、違う記事を読みたいと思っていたところ、文春がやってくれました。「激震スクープ! AKB48は事務所社長の『喜び組』」。なんと魅力的なタイトルだろう。

   先週の朝日「アタシジャーナル」では中森明夫が、「AKB48的発想」として、秋元康が仕掛けたこのアイドルグループのすごさについて書いている。

   このグループは、モーニング娘や、やはり秋元が仕掛けたおニャン子クラブと画然と違うのは、国生さゆりや工藤静香、後藤真希のような、誰もが名前を知っているスーパースターがいないことだという。

   したがって誰が脱退しようが何が起ころうが、人気が下降していくことはない。AKB48とは単にアイドルではなく、ひとつの企業、現代日本産のコンテンツ商品で、AKB48的発想とは、全国区から秋葉原という地方区、テレビよりライブ中心で直接触れ合える、スターではなくチームだというのだ。いま、政治、社会、ビジネスにこそ、こうした発想が求められているのではないかとしている。

   このAKB48に文春が、敢然と挑んだのだ。

   疑惑の主はAKB48の運営会社「AKS」社長で、売り出し中のアイドル(23)との親しすぎる関係に迫っている。

   秋元がプロデュースし、「オフィス48」の芝幸太郎氏がマネージメント担当することで出発したAKB48プロジェクト。資金難のため、資産家の父親をもつこの現「AKS」社長を入れ、父親から20億円借り受けて、その受け皿会社として設立した会社が「AKS」だという。

売れた理由は…

   その社長は、AKB48のメンバーのお気に入り何人かを、自分のマンションへ呼んで、贈り物をあげるそうなのだが、なかでも、その子を可愛がっているようだ。

   彼女は、元福岡のキャバクラ嬢で、その社長と知り合って上京し、秋葉原のAKB劇場に併設しているカフェで働いていた後、AKB48入りした。

   AKB48入団後の彼女は順調そのもので、CDデビュー、紅白歌合戦出場も果たし、2007年9月に大手芸能事務所へ移籍して以降は「単体で売れるメンバー」として、本格的なソロ活動も開始しているという。

   今10年1月からは、フジテレビの競馬バラエティー番組にも出ている。そんななかで、社長とその子の仲を暗示する、ある「事件」が起きるのだ。

    詳しくは文春を読んでいただきたいが、いまジャニーズ事務所のアイドルグループ「嵐」と並んで、日本最大のアイドルグループに成長したAKB48に噴出したスキャンダルは、中高生も多いだけに、大きな世の批判を受けかねない。

   結成以来最大の試練に違いないが、対応をひとつ間違えれば、あっという間に消えてしまうのが、こうしたアイドルグループの宿命である。スター中心ではなくメンバーでやってきたAKB48だが、その強みを発揮できるかのか。さあ、どうする? 秋元康さん。


元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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