銅メダリスト取材にみる インタビュー力の不足

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<テレビウォッチ>バンクーバー冬季五輪で日本選手がようやくメダルを獲得した。スピードスケート男子500メートル銀の長島圭一郎(27)と、銅の加藤条治(25)である。

どんな思いで靴を…

   番組は、バンクーバーのスタジオに加藤を招いた。まず現地に派遣されているアナが今の心境を尋ねる。

4年後は?

   「悔しさが残っているけど応援してくれた人たちに感謝している」と銅メダリスト。ここで、インタビュアーには、なぜ悔しさが残っているのか、突っ込んでほしかった。

   1回目の滑りで3位につけた加藤は、6位の長島よりも優位に立っていた。加藤にしてみればライバルの長島には勝てる、うまく行けば金メダルも取れると踏んでいたのではないだろうか。それが、2回目に思いどおりの滑りが出来ず、悔いの残る結果になった、というところではあるまいか。

   「敗因」も聞いてもらいたかったが、質問は加藤がレースに履いたという靴に触れて、「どんな思いでこの靴を履いていたのか」と方向転換。戸惑いをみせて「どんな思い?」と受けた加藤は、「頼むぞ、と」と笑いながら答えた。

   しばしば感じることだが、視聴者の期待に反するインタビューが少なくないような気がする。最後に赤江珠緒が「4年後のオリンピックを目ざすのか」と問うと、加藤は「スケートは出来る限りやって行こうと思っている」と述べた。

   これは必須の質問であった。

文   アレマ | 似顔絵 池田マコト
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