連続不審死の匿名報道 新聞・TVと週刊誌の違い

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「テレビ報道における匿名扱いについて」(各局) 2010年2月

   最近殺人容疑で再逮捕された木嶋佳苗容疑者について、テレビ報道では長い間匿名扱いだった。詐欺で何度も逮捕されているにも拘らず、「35歳の女」としか語られず、連行されるシーンでも顔にはボカシが入れられていた。ところが、週刊誌などでは初めから木嶋の実名も顔写真も出ており、世間は知っているのに、テレビと大新聞だけが名前を明かさないのは茶番にしか見えなかった。
   捜査されているとか疑惑がある段階では、人権に配慮して匿名にするという言い訳なのだろうが、こんなナンセンスはない。既に刑事事件で逮捕(詐欺容疑)されている人間を実名で報道してどこが問題なのだ。悪しき記者クラブ制度の横並び・事なかれ主義のせいである。民主党政権になって、記者クラブのドンのような自民党べったりだった古記者が権力を失いかけ、クラブの締め付けもずるずるとほどけかけていると、M新聞の現役記者が言っていた。にも拘らず、まだみんな揃って匿名扱いとは、どこがジャーナリズムだ。
   匿名テレビでもう1件。毎度変だと思うのは、成人式での規律を乱して悪さをする新成人や、暴走族や危険運転の若者たちを撮影して、顔をボカすのが納得いかない。堂々と顔を写してどこが悪いのだ。少なくとも暴走行為や危険運転はそれだけで道路交通法違反の犯罪である。庇ってやる必要は全くないのだ。成人式のドラ息子たちの名前も顔も出せば、翌年から沈静化すること請け合いである。

(黄蘭)

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