体内時計細胞の活躍 病気発症もコントロール?

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テレビウォッチ>今回のプロフェッショナルは、科学者だ。生命科学の分野で『若きプリンス』の異名をもつ男・上田泰己。

システム生物学の挑戦

   彼は現在34歳。独立行政法人・理化学研究所の神戸研究所に所属し、23名の研究員、20を超えるプロジェクトを動かすトップに就いている。彼がこのポジションに立ったのは27歳のとき。当時大学院生だったのにも関わらず、である。若くして認められ、今後キングに登り詰める事が確実視されている『プリンス』だ。

   彼の専門分野は、システム生物学。膨大な遺伝子情報を解析、そのネットワークを読み解き生命の謎を解明しようとする分野だという。彼のグループには物理学、情報科学、数学、医学、法学など様々な分野に長けた研究員が集まり、多方向からひとつの疑問に対して答えを導く。専門分野が違うから意見が分かれて、今までにないアイデアも湧くのだろう。

   生物には体内時計が存在するということはご存知だろう。上田たちのチームは『真夜中に強い光を浴びると、体内時計のリズムが崩れる』という実証に成功し、注目を浴びた。

   住吉アナ「私たち日常では体内時計ってすごく抽象的な言葉として使っている感じがしていたんですけども、実際科学的には体内時計はどこかにあるんですか」

目の奧、皮膚、肝臓…

   上田「そうですね。住吉さんの脳の中の、目の奥のですね、視交叉上核という場所があるんですけれども、その場所に非常に中心的な時計があるって言う事が知られています。(中略)その他にも皮膚、肝臓、腎臓、心臓、血管などあらゆる場所に時計細胞が居るんじゃないかと言われています」

   茂木「体のいろんなところに体内時計があるけど、その全体を指揮しているのは脳にある、ひとつの時計であると」

   体内時計によって、生理現象や病気の発症時刻までコントロールされていることが分かっているという。体内時計をコントロールして、好きな時間にさっと起きられる仕組み……なんていうのは開発されないものか。

慶応大学 がくちゃん

*NHKプロフェッショナル 仕事の流儀(2010年2月16日)

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