津波避難率6%に懸念 竹中平蔵の「昔話」とは

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   <土曜ワイドウォッチ>2010年3月6日の「ウェークアップ!ぷらす」(日本テレビ系)は、2月末に発生したチリ大地震に伴う津波に対する避難率が6%と低かったことを取り上げた。細かい説明はなかったが、宮城県など大津波警報が出た対象地区の避難指示・勧告に従った人の割合のようだ。

   司会の辛坊治郎は、「とにかく逃げることが必要」と避難率の低さに懸念を示した。「予測が少し過大だった」と謝罪した気象庁に対しては、「予測の精度を上げてもらいたい」と注文をつけたものの、基本的には避難指示・勧告が出れば逃げるべきだ、との考えを示した。

   話をふられた竹中平蔵・慶応大教授は「私は和歌山出身ですから」。辛坊が「火をつけて・・・・・・」と合いの手を入れると、竹中は、「そうそう」とうなずくように「教育が大切です」とまとめた。このやりとりだけではよく分からないが、以下のような昔話が2人の念頭にあり、竹中や和歌山の人は避難の重要性をよく理解している、ということのようだ。

   幕末近くに大地震があった。この際、和歌山の海沿い地区の庄屋が、先祖からの言い伝えなどから津波の襲来を予測した。庄屋は、刈り取った稲に火をつけて住民の注意をひいて1か所に集め、高台へ逃げるよう指示を出した。その結果、津波の人的被害を逃れることができたという。

   ところが今回、和歌山の対象地区の避難率は6%に満たなかったという報道もあった。大津波警報なのか津波警報・注意報なのか、避難指示なのか避難勧告なのか、を区別せずに議論しても仕方がない面もあるが、「避難しなくても大丈夫だろう」と思いたがる人は、和歌山県内を含めて多数いるのは間違いないようだ。<テレビウォッチ>

(赤坂和郎)

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