2024年 4月 25日 (木)

民主と公明の「接近」 「さらば社民」の布石?

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<テレビウォッチ>国会で審議中の子ども手当法案で、支給方法などで公明党が出した修正を民主党があっさり一部受け入れた。公明は高校授業料無償化も含め賛成する見通しという。民主に接近か? という観測がしきりだ。

参院選後

   当の山口代表は「近づくとか、意味がさだかでない。野党であっても政策実現すべしと提案した」というが、かつての連立相手の自民党が、相変わらず政治とカネの問題追及でとんがっているのとは対照的だ。

   民主党内からも、「小沢さんは参院選での結果のシミュレーションができてるはず」「過半数とれなかったとき、公明は魅力的」と、小沢戦略を読む向きもある。この辺りを踏まえてか、国民新党の亀井代表も「いいんじゃないの?」と珍しく歯切れが悪かった。

   与良正男は「ひとことでいえば、参院選後をにらんでる。予算は通ったが、他の法案や普天間問題で、社民が離脱する可能性がある。そのための保険といっては公明には失礼だが、民主にはその思いはあると思う」「公明にしてもこのままではにっちもさっちもいかない。与党の方が政策実現できると」と、まあそういうことなのだろう。

どう投票すれば?

   みのもんたが、「公明は政治とカネの問題をいわなくなっている?」

   与良は、「政治とカネの与野党協議は公明がいい出して、小沢氏が創価学会幹部と会ったという話もある。その辺りからはじまっていて、その思惑に国民もわれわれも乗せられつつある」という。ん?

   自公連立ができるちょっと前を思い出す。小渕・自民党は公明の提案を丸呑みし続けた。先に連立したのは、小沢・自由党だったが、公明が加わったとたんに、切られたのは小沢・自由だった。

   みのは、「国民は非常に厳しい試練が待ってると思いますよ」

   与良も「これで参院選で、どう投票したらいいかと思ってるでしょう。政治家も混迷しているが、有権者も頭の回転をし始めないといけない」

   以前と違うことといえば、政権交代を知ったことか。有権者の頭はずっと軟らかくなったと思いたいが……。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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