2024年 4月 24日 (水)

枝野・行政刷新担当相に質問 「『仕分け』また半端になるのでは?」

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   <テレビウォッチ>きのう(3月10日)番組内で予告された枝野幸男・行政刷新担当相が生出演。玉川徹リポーターが3年間、追及してきた「独立行政法人」をどう仕分けするかについて質した。とり上げたのは、玉川が「象徴的『独法』」という(1)「雇用・能力開発機構」(2)「UR都市再生機構(3)印刷局。

部分的民営化と…

   (1)は「しごと館」「ポリティクセンター」「職業能力開発総合大学校」などがぶら下がる。職員3689人、予算5822億円。玉川の主張は「解体・廃止」。これに対する行政刷新相の答えは「売れるものは現金に換える。地方に任せられるものは地方と相談する」。「現金に換える意味は?」(玉川)「国は借金で回っている。できるだけ資産を圧縮し、借金を圧縮し、利息の負担を減らす」(枝野)。

   (2)は賃貸、基盤整備事業を行う。職員4014人、予算4兆4731億円。玉川の注文は「民営化」。行政刷新相は「部分的民営化と部分的廃止の組み合わせで行く」と述べる。

   (3)は逆に国に戻す方針とのこと。「給与は国の役人より安いが、天下り官僚が数人もいるのはムダ。給与はそのままに管理職は減らして役所にぶら下げる」と言う。

「時間と労力必要」

   鳥越俊太郎が、前回に事業仕分けが目標に大きく届かず期待外れだったと指摘、また中途半端になるのでは、と尋ねると、「すべての事業を精査するための時間と労力が必要。とり上げたものも1年で終えられるものと長時間かかるものがある。毎年くり返し見続けて行くことによって結果的にこれだけ減りましたとしたい」と受けた。公務員制度改革の見通しもよどみなく明快に語るなど、行政刷新担当相にうってつけの人材と見受けられた。

   番組的には、検証内容がやや細かすぎた気がする。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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