歌で広まれエコバッグ そのユル~い「啓発ソング」

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   今2010年は量が少ないとはいえ、やっぱりこの時期になると鼻がむずむず頭がぼ~っとしてしまう花粉症のみなさん。年度末や新年度にむけて忙殺されて日々イライラしている、そこのあなた。

   そんなあなたに、捧げます。

   聞いてください、全国各地で作られた「啓発ソング」。

振り込め詐欺防止ソングも

   お初な方も多いと思う「啓発ソング」。あるラジオ番組で勝手に命名してしまったのだが、社会的なスローガンの認知定着を目的に作られた歌のことである。歌われるテーマは、いつまでたってもなくならない「振りこめ詐欺」、新型インフルエンザでその重要性が改めて問われた「手洗い」、ふだんの生活から環境を考える「エコバッグ推進」などなど。

   番組で紹介するにあたり設けたルールは2つ。

   原則として営利目的ではない、そして企業が製作したものではないこと。これを満たす啓発ソングを担当スタッフがしらみつぶしに調べた結果、かなりユニークな啓発ソングが世の中に存在することがわかった。

   その中で抜群に面白かったのが「振り込め詐欺防止」の啓発ソング。犯罪防止ということだけあって、各都道府県の現役警察官による作詞作曲自作自演の渾身の1曲に仕上がっている。滋賀県警音楽隊のみなさんによる「だまされたらあかん」、さらに栃木県警の警部補や少年補導員による「振りこめ詐欺に気を付けて!」など。

世界へ「手を洗おう」

   さらに「エコバッグ推進」の啓発ソングは、市役所のみなさんの手によるもの。有志を募って作られたバンドは、どれもこれも個性派ぞろい。ビジュアル系バンドも顔負けの金切り声でエコバッグを持とうと歌い上げるものや、無残に捨てられたビニル袋の哀愁をロマン歌謡よろしく低音ボイスで歌うモノなど。

   妙に歌のうまい警官や市役所職員が、どこか聞いたことがあるようなメロディーラインやアレンジにのせて歌い上げる。すぐに覚えて口ずさめる親しみやすさがプロにはない味を出している。一生懸命まじめに作られているのだが、ユル~い雰囲気が漂い、そしてレコーディング風景を想像しただけで笑いを誘う。

   しかし今、啓発ソングは世界をも動かす勢いがある、らしい。

   番組スタッフが探してきたのは、なんとユニセフが製作し世界に発信している「手洗い啓発ソング」。世界中の子供たちに手洗いを呼び掛け、感染病予防を広く知ってもらう目的を設けている。ダンスとともに覚える手洗いソングには、世界共通とするために、特定の言語を使わずに、ゴシゴシなど擬音語で全て作られている。さらにさらに、さすが目指すは世界! 10月15日に「世界手洗い記念デー」まで作っている。なぜこの日なのかというと、世界中の子供たちにとって長期休暇の時期ではなく通常の授業が行われており、国と地域でそれぞれ異なる宗教の記念日とも重なっていないことから選定されたのだという。 もはや日本の枠を越えている「啓発ソング」。

   ネット上でも視聴できる歌が多いので、モヤモヤした気分になりがちなこの季節、一度聞いてみてはいかが?

                         

モジョっこ

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