2018年 7月 18日 (水)

「不足」医師の増加策と矛盾 「崩壊」は止まるのか

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「そうだったのか! 池上彰の学べるニュースSP」(テレビ朝日)2010年3月16日 19時~

   NHK放送文化研究所が主催した春のシンポジウム「多メディア共存時代」の初日、会場に懐かしい顔が来ていた。1974年、初めて「ニュースセンター9時」でキャスター出演したあのキザ紳士・磯村尚徳である。11年もパリにいたので今浦島だといいながら、当時のことを振り返って、週刊新潮に「キャスターはアナウンサーより喋りが下手、評論家より見識がない」とばっさりやられたと言っていた。この人、猫背になって老人そのもの、つくづく歳月を感じた。
   ところで、NHKからフリーになり、最も成功している人の代表は池上彰である。イケメンでもなく、頭は限りなく薄くなり、コンタクトなのか目はいつもパチパチと瞬きし、喋りだって上手くないのに人気がある。得なポストを確保して敬意さえ払われている。今回はスペシャル版で、例によって雛壇にタレントがずらり。高橋英樹や斉藤慶子、劇団ひとり、春日俊彰などを相手に講釈を垂れる。
   医療崩壊のテーマが面白かった。特に先進国ではイギリスが、サッチャー首相時代に医療崩壊を体験し、診察待ち十何時間など様々なとんでもない事態が生じ、ブレア首相への政権交代でやっと持ち直したとか。日本の医師不足解消案でも問題がある。医師を増やそうとして募集定員を増加させても、ハテ、その学生たちを指導するために先生が必要で、少ない医師から講師として教える側に廻ったら、益々医師不足になるという矛盾。なるほどと思ったのである。

(黄蘭)

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