2024年 4月 26日 (金)

福山雅治の気になる口元 近況気になる坂本龍馬ちゃん

龍馬伝>始まる前は、福山雅治の龍馬はどうかなあ、と思ってたけど、なかなかカッコいい龍馬になっている。じつは、福山はあまり好きなタイプじゃなかったのよ。何か言いかけたアヒルの子みたいな半開きの小さい口が気になって……。福山ファンにとってはそれもチャームポイントなんだろうなあ、とも思うけど。

香川照之の熱演

   しかし、龍馬もさることながら、このドラマを圧倒的に魅力的にしているのは香川照之の岩崎弥太郎じゃないかしら。よくもあんなに汚くしたものだよね。ふつう、衣装や顔は汚すけど、歯まであんなに汚くするのは少ないような気がする。もしかしたら史実に基づいているのかもしれない。誰か知ってたら教えてね。

   見た目だけじゃなくて、弥太郎の性格があまりにも卑小に描かれているので、一部の三菱関係者は快く思っていないとか。無理もない。あの大三菱の創始者が、汚らしくて嫌らしい人物みたいな気がするもんね。

   1月にこのドラマが始まった時、いきなり香川照之が明治時代の岩崎として登場した。暮れに「坂の上の雲」で明治期を舞台に正岡子規を熱演した香川を見ていたもので、つい連続性を感じそうになった。うーん、NHKよ、香川照之に頼りすぎだよ、いくら香川がうますぎる役者だからといって……という気がした。ま、すぐ慣れたけど。

一瞬の遠景にも注力

   武市半平太も、かなりダメっぽく描かれている。志は高く真面目なのだが、狭量でファナティック。彼をモデルにした「月形半平太」の「月様、雨が……」「春雨じゃ、濡れていこう」のイメージとはだいぶ遠い。もっとも実際の武市半平太は背が180㎝くらいあって色白のイケメンだったらしいが、月形とは違って妻を大事にした人だったらしい。

   技術的な面では、髪型や衣装、背景などの作りがすごく自然で丁寧なのに感心する。頭は地毛をうまく生かし、かつらの不自然さを感じさせない。住まいにもリアリティがある。また、龍馬の顔をアップにしたシーンでは、背景の橋を黒牛を引いた百姓が何気なく通り過ぎていく。一瞬の遠景のために本物の黒牛を使っているのだ。

   ともあれ、鳩山邦夫・元総務相や前原誠司・国交相をはじめ、龍馬好きな男は多いようだ。昔、勤めていた会社に坂本さんという人がいて、生まれた息子に「龍馬」という名前をつけていた。もう大人になってるはずだけど、あの坂本龍馬ちゃん、今ごろどうしてるかしら。

カモノ・ハシ

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