2024年 4月 24日 (水)

橋下府知事の天下り改革 「国もやろうと思えばできる」

<テレビウォッチ> 就任3年目にしてなお87.5%という高い支持率を保っている橋下徹・大阪府知事がナマ出演して、府政から国政まで久々に橋下節を聞かせた。

支持率87%はでき過ぎ?

   橋下知事はきのう4月1日の新人の入庁式で、「民間の企業と決定的に違うこと、それはみなさんが権力を与えられたということなんですよ」といった。権力の府に乗り込んだ気概はいぜん健在だ。以下はこれまでの橋下語録。

   府職員に「みなさんは破産会社の従業員だ、給料が半分になっても当たり前」

   首長との意見交換会で「人件費が高すぎる。人が多すぎる」

   国の直轄事業に「こんなぼったくりバーみたいな請求書」

   民主党のマニフェストに「国と地方の協議制度が抜けている」……

   これらが、一つひとつ変化につながっていることが、府民の高い支持につながっているらしい。

   みのもんたは「3年目で87%はでき過ぎ?」

   橋下「ご祝儀みたいなもの」「でも880万人の総意を感じます」「ありがとうございます」「いままでを顧みて?」「自分は満足してますが、大阪自体がまだまだ」

   ここで、鳩山政権の施策について。まず「子ども手当」は、「予算化しました」。が、「高校の授業料無償化」には、「国の欠点が2つある」と。

   「まず私立への配慮が足らない」。大阪は3割が私立なので、大阪府が金を出すという。次が「朝鮮学校」だ。これには「政権は逃げている」という。

議員内閣制は…

   「授業が高校に相当するかどうかを調べるなんていっている。内容は東大をはじめみな高校だと認めているんだから、調査なんか必要ない。それよりも、拉致を引き起こした無法国家と切れているかどうかだ」と持論を展開。「学校も朝鮮総連との関係、金正日の肖像画、授業内容まで考えてくれている」

   みの「知事と同じような考えをいう人はいないんですか?」

   橋下「人権問題となると、役所の中は触れないでくれという雰囲気だが、府民や国民はそこが気になるところ」

   「鳩山政権は変えようとしているのだが、議院内閣制であるかぎりだれがやっても変わらない」と、これも持論だ。

   与良正男が、「本人に聞くのも変だが、なぜ支持率が高いのか?」

   橋下「強いていえば、職員をはじめ身を削ったことでしょうね。ここからスタートしたから、府民も『しゃーないわ』と」

   天下り改革でも、所管法人を44から20に。58あった天下りポストを18に。補助金は3年で80億円削った。全国で初、天下り先での退職金廃止をやった。これができたのは?

   「まず、自分の身を削った。業界団体のいうことは一切聞かなかった。将来世代にツケを残すなと、府民に訴え続けた、これだけです」「国でもやろうと思えば明日にでもできるんですよ。過半数もってるんですから」

   「8時またぎ」のボード裏全部を埋めた国所管の法人リストにも、「それほとんどいらないものですよ」

   みのが「美術館だけは残して」(笑い)

   みのは、「次は国のレベルで?」と水を向けたが、「ハハハ、それはありえないです。国の仕組みを変えないといけない。知事やってわかった。あと5年10年だったら沈没しますから」と、話は議院内閣制に戻った。

   このあたり、もっとじっくり聞いてみたい。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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