タイ邦人射殺とナゾの黒服 「衝突を誘発」陰謀説も

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<テレビウォッチ>村本カメラマンを含む死者21人、負傷者863人を出したタイ騒乱の続報。いったい誰が実弾を撃ったのか。この疑問を巡って、治安部隊でもなくデモ隊でもない第3の黒服の人物が急浮上している。

首相がコメント

   キャスターの赤江が「現地では、デモ隊とも治安部隊とも違う黒い服を着た第3者の存在が取り沙汰されています」と言って、治安部隊とデモ隊の衝突最中の映像を流した。そこには、柱の陰から銃を水平に構えて発砲し、走り去る謎の人物の姿が。ヘルメットや迷彩服を着用していないところを見ると兵士でもなく、デモ隊が着用している赤シャツでもない第3の人物……

現地では

   テレビ朝日バンコク支局の記者によると、「政府系テレビ局のカメラマンが偶然、撮影したもので、政府による発泡ではない証拠として各テレビ局に配信された」という。

   この謎の人物の正体は分かっていないが、早速アピシット首相が国民向けのテレビ演説で次のようなコメントを発表した。

「デモ隊の中にテロリストが混じっていて政権交代を実現するために流血の事態を誘発した」

情報戦

   番組では、村本カメラマンが死亡する直前に撮影した映像も流した。治安部隊側からカメラをデモ隊に向けた映像では、兵士たちの直前で投げ込まれた爆発物が破裂し、兵士たちが倒れる生々しい映像。変わってデモ隊側から撮影した騒乱の映像で終わっており、この直後に撃たれたらしい。

   4月12日警察病院で行われた司法解剖の結果、実弾が村本カメラマンの左腕から胸を貫通していた。現地の記者によると「死者はデモ隊側が多い。誰が銃撃したかをめぐって、村本さんは情報戦の目玉になっており、いかがわしい情報も飛び交っている」という。

   作家の若一光司は次のように……

「デモ隊グループが軽機関銃を持って発砲していたのを画像が捉えており、武装していたのも事実。治安部隊が応戦したのも事実。政府がデモ隊側に呼び掛けて、一緒に調査しようとやっているが、政府は自分たちだけではないということを既成事実化しようとしている気がする」

   旧正月が始まったというタイ・バンコク。騒乱は当分治まりそうにない。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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