鳩山―オバマ10分会談 その軽い扱い

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<テレビウォッチ> 「5月決着」を明言していた鳩山首相がこの期に及んで「大統領にも協力を……」と頼み込んだ。何を頼んだのか分からないが、この願いは大統領には通じなかったようだ。

わずか10分

   核保安サミットの全体会合を控えた4月12日夜(日本時間13日午前)の夕食会。その冒頭で、オバマ大統領と隣に座った鳩山首相が非公式『トップ会談』を行った。その顛末を番組が取り上げた。

自己主張を

   各国首脳が臨席する夕食会の場。しかも申し訳のような僅か10分足らずの会談だった。中国の胡錦濤主席との会談は1時間半も費やしたのとは対照的。もはやオバマ大統領にも見限られたか……

   で、貴重な10分間の中身だが、半分はオバマ大統領からイラン核疑惑問題に割かれ、残り半分、鳩山首相が普天間基地移設問題を。

   終了後、鳩山首相は記者団に「ある意味じっくり話ができました」と虚勢を張ってみせたが、中身については次のように。

「日米同盟が大事だという考え方の中で、普天間移設問題に努力している最中ですと申し上げた。5月末までに結着したいので大統領にも協力をお願いしたいと申し上げた」

   大統領の反応ついて首相は「……」。

話題にならない?

   テレビ朝日の特派員によると、終了後に出されたホワイトハウスの声明文には「日米同盟の関係強化について再確認した」というだけ。普天間基地施設の文言は一切なかったという。この特派員によると、今朝(4月13日)のワシントンポスト1面にはオバマ大統領と11人の首脳のツーショット写真が掲載されていたが、その中には鳩山首相の写真はなかった。

   赤江キャスターが「普天間移設問題は現地ではほとんど話題にならないという事ですか?」と。これに現地の特派員は「そうですね、メディアではほとんど扱われていないっていうことです」と。

   これを受けてジャーナリストの鳥越が「アメリカのメディアにとって日本はそのくらいの国。もっと自己主張をすべきだ。どの県も地域も米軍の基地を受け入れたくないということをきちんと言うべきだ」と吠えた。

   しかし、そんな簡単なことか。

   今回の基地移設の問題も、本来、日米合意していた案を覆す以上、国内で合意した案をきちっと提示するのが筋だろう。それに再三再四いわれていることだが、米軍に日本の防衛の一翼を担ってもらうという前提がある。それを反故にし、自主防衛の覚悟があるならともかく、この段階で「基地はいやだよ」と自己主張できるのか??

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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