人気者かき集めたけれど、計算ミエミエでズッコケ

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「素直になれなくて 第1回」(フジテレビ)2010年4月15日22時~

   枠は「木10」、脚本は久々の人気作家・北川悦吏子、主演は「のだめ」メンバーの瑛太と上野樹里、他にも玉山鉄二や韓流スターのジェジュンなどなど掻き集め、「どんなもんだい、これで25パーセントは堅い」と作り手が嘯いたかどうかは知らない。開けてみたらズッコケだ。たったの11.9パーセントだったのである。勿論、視聴率がすべてではないが、ドラマの内容もつまらないのだ。
   大体、流行のツイッターでウェブ上の仲間になっていた男女が、オフ会で集まって知り合いになるという設定自体、計算ずくで白ける。呻吟したプロデューサーたちが、「今、話題のツイッターで出会うことにしたらどうだろう」と机の上で考えた場面がミエミエである。出会いに必然性がないし、企画力が貧しいとしかいえない。
   カメラマンの中島圭介(通称ナカジ・瑛太)と、私立高校の臨時教師である水野月子(通称ハル・上野樹里)はツイッターメンバーのオフ会で知り合う。お互い反発しながらも仲良くなってゆくらしいのだが、カメラマンとは聞こえがいいが、ナカジが実は実話雑誌のしがない助手もどきで、他のメンバーたちも虚像と実像には大分開きがある。多少、北川らしい毒の部分が見え隠れしている所だ。
   ツイッターといえば、外国で自殺願望の女が救われた話もあり、このツールを使って青春の危うさも描かれるに違いないが、頼むから予想通りの展開にはならないでくれ。北川信者だけではないのだ。

(黄蘭)

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