視聴率と制作費にあえぐ日常はもう時代錯誤かもしれない

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   局での特番打ち合わせ終了後、頭の中で石川遼クンの「テリヤキ、食いてぇ~」がずっとループしている。ワタシも食べたい!食べて~よ! CMの遼クンの心の叫びにロックオンされてしまい、以来テリヤキバーガーが食べたくてしょうがない。その欲求がついにマックス! ヨシッ、今日こそは食べよう!

マックがみんな工事中

   こうしてマックを探すことにした。もっと他に何か楽しみナイんかと突っ込まれそうなアラサー女子の私。え~っと次の仕事は神南にある局での打ち合わせ。記憶の地図にあるマックは表参道と渋谷だ。天気もいいし、渋谷のマック目指してテクテク歩く。丸井の横にあったことを思い出し、新しい靴で少々痛む足をガマンしながら行くと、あれっ? 工事中だぁ。残念! 続いて行った渋谷駅近くの店舗もまたまた工事中。こんな偶然あるの?とチラッと怒ってみる。

   が、こうなると意地だ。何が何でもテリヤキを食べる!と意気込んでセンター街のマックへ。なんということでしょう~(懐かしいな)、こちらも工事中。ならば文化村通りへ行ってみると、3度あることは4度ある。案の定、工事中だった。渋谷近辺のマックがどこも工事中!マジすか!?

   こんな暴挙をしても痛くも痒くもないというマックの企業力に、怒りを通り越して脱帽していると、雑貨店から見知った顔が出てきた。八王子の山奥キャンパスで一緒にいろいろとやらかしていた元同級生で、現在売れっ子コピーライターとして活躍するMクンだ。結局マックは諦め、近くのカフェでお互いの近況を話しあうことに。だが、ここでの会話は、テリヤキバーガー以上に私を興奮させることとなった。

30年前の番組

   リンクしているようでしていない彼の住む世界では、テレビ業界にいてはまだなかなか会話に出てこないニューメディア、ニューデジタルコンテンツの活用方法などの話がポンポンと出てくる。半分話についていけるが、あとはチンプンカンプンで気分は浦島太郎だ。話をしていると、大きいようで小さい陸の孤島である在京キー局で視聴率と制作費にあえぐ日常は、もはや時代錯誤のように思えた。人々の意識はもっと先に行っていて、テレビ局が考えていることなんて昔話にすぎないんじゃないか? 俯瞰で見ると、テレビ番組は偉大なるマンネリでしかないのかもしれない。

   先日、資料で30年前の番組を見たときの「やられた感」には恐怖すら覚えた。未来のテレビも今と同じような番組を放送しているだろうなと、漠然と思ってしまった。

   問題「テレビ番組とは何か?」

   答え「アレンジとリミックスのたまもの」

   こんな解答は正解かも。同じような番組を時代に合うように若干アレンジし、出演するタレントの世代交代でリミックスする。これがテレビ誕生から現在まで続くスパイラル。テレビを取り巻く環境は変わり、今では時間をかけて制作したテレビ番組よりも、USTREAMで流される個人の生放送のほうが面白いと思われている。すでにテレビ局のメンツなんて丸つぶれだ。共存を考えた番組作りができたらイイが、今のところは既存のモノのアレンジとリミックスに終始している。しっかし、渋谷を歩き回った甲斐があったというものだ。

   ちなみにテリヤキバーガーとの再会は同日深夜、近所で通常営業していたマックで実現した。

モジョっこ

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