2024年 4月 24日 (水)

「起訴相当」議決、やっぱり小沢は説明責任果たしていない

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   民主党・小沢幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京第五検察審査会はきのう(27日)、「起訴相当」と議決した。東京地検特捜部の不起訴を間違いとしたわけだ。

   この事件では、小沢の秘書3人(うち1人は現国会議員)が起訴されているが、小沢自身は「秘書がやったことで知らなかった」と主張して、「嫌疑不十分」とされた。

グレーだから不起訴

   検察審査会は秘書の供述などから、「絶対権力者」である小沢に無断で秘書らが動くことは「不合理不自然」で、小沢の「知らなかった」は信用できないとした。「共犯になりうる」との判断で、11人の審査員の全員一致だった。

   これに対して小沢は、「公平公正な捜査の結果、不起訴となっている」として、辞任などの可能性を否定した。東京地検は3か月以内に「起訴」「不起訴」を判断するが、7月の参院選をにらんで、微妙な駆け引きになりそうだ。

   加藤浩次は「(小沢不起訴は)納得できなかったという人は多いですよね」

   ロバート・キャンベル「検察の論理と市民の論理にズレがある。小沢さんの不起訴はグレーだからだったが、市民はグレーでも公開の法廷で審理すべきだと考えている」

   いまのところ小沢は幹事長を辞する様子はないが、これによって鳩山内閣の支持率のさらなる低下は避けられず、やがて党内から辞任を求める声が出るのではないかとの見方が強い。

   テリー伊藤は「検察とまったく同じ証拠での判断ですよね。(小沢は)説明責任を果たしていない。もう一度説明しないとおかしい。検察が不起訴にしたのは、裁判では難しいというのがあるのだが、政治家に対してはそれでいいのか」

   キャンベルは「国会で釈明する方法はあるが、審査会はそれを信用していないということ」と指摘する。

   この話、「スッキリ」では「沢尻エリカ離婚」「事業仕分け3日目」、さらには「バストはなぜ崩れるか」の特集のずっと後にようやく取り上げられた。ほとんどごみニュース扱いだった。これもひとつの見識か。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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