ちょっと知的興味を刺激される15分間

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<漱石の犬>深夜番組らしかぬ知的なニオイのする番組名。漱石がじつは愛犬も飼っていたように(漱石といえばやっぱり『猫』のイメージだもの)、芸術や文化に関するあまり知られていない知識を提供する番組になっている。ナビゲーターが小西真奈美というのも深夜らしくない。

レンピッカ

   レンピッカ展をやっているのは知っていたが、そもそもレンピッカを知らなかったので見に行くつもりはなかった。でも、この番組を見たら何だか行きたくなってしまった。

   レンピッカに魅せられた2人の女性がいるという。ウエディングドレスのデザイナー・桂由美とマドンナだ。桂由美はレンピッカの絵をモチーフにドレスを作り、マドンナはレンピッカの生き方に共感し、絵を持っているという。

   タマラ・ド・レンピッカは1920年代にパリで注目された女性画家。「私の作品はどれも自画像なのです」という彼女は、セルフプロデュースを心がけ、絵画界から女性の自立を支えたという。たしかに、彼女の描く絵は力強く瑞々しい。たった15分の番組の間に、筆者もレンピッカの魅力にひきこまれてしまった。マドンナのような一線で活躍中のアーティストの話を交えつつ、「自由な女の遺伝子」というテーマでまとめているから、おしつけがましくなく、へぇ~そうなんだと気軽に見ることができた。

   ただの情報番組でもなく、ただのバラエティでもなく、深夜にハイソ~な気分を味わわせたうえで、ちゃっかりと日テレ主催のイベントに誘導するというやり方、うまいなあと感心してしまった。

てらっち

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