舛添前厚労相の一人相撲 新型インフル騒ぎに冷静だったワイドショー

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<1年前のワイドショー通信簿>昨年(2009年)のゴールデンウイーク明けは、日本中が「新型インフルエンザ」騒ぎに巻き込まれた。春先に初めてメキシコで感染が確認され、米国、欧州、アジアでも患者・死者が急増、日本上陸は時間の問題とみられていたからだ。

   成田などの国際空港では水際作戦が展開され、感染の疑いがある乗客が乗っていた便では機内検疫を実施、街中がマスクだらけになった。

   企業の中にはGW中に海外旅行に出かけた社員を自宅待機にしたり、高機能マスクを山のように用意するなど、「ウチの社員が感染源にでもなったら、業績に大打撃になる」と戦々恐々となった。

   しかし、各局ワイドショーは比較的冷静で、「とくダネ!」(フジ系)は「新型インフルエンザ『狼少年』状態? 小倉『もうダマされないぞって…』」(5月8日)、「スッキリ」(日本テレビ系)も「『診療拒否』病院は悪者か 舛添発言にテリー『失礼だ』」(5月7日)と、年金問題で次々とボロを出し、新型インフルで失点回復を狙う舛添要一前厚労相の一人相撲を冷ややかに見ていた。

   果せるかな、その後、新型インフルエンザは従来型より毒性も感染力も低いことが判明、危惧されたパニックは起こらなかった。むしろ、厚労省が実効怪しい水際作戦に夢中になっている間に、国内で高校生に感染が広がるなど、政府の泥縄対応ばかりが浮き彫りになっていった。

   ワイドショーは時に騒ぎを煽ってしまう危なっかしさもあるが、新型インフルではマスメディアとしての役割を果たしたといえそうだ。(テレビウォッチ編集部)

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