2024年 4月 25日 (木)

たけし軍団vs.理系東大生 数学超難問「体力で解くか頭脳で解くか」

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<たけしのコマ大数学科(フジ系)>たけし軍団と理系東大生が「数学」の問題に挑戦する番組――と紹介するとミもフタもないが、実は放送4年目を迎える長寿番組なのである。ビートたけしは「もし違う道を選ぶなら、数学の研究者になりたかった」というほどの数学好き、それが高じて番組を制作するにいたったのだろうが、「数学」を頭が働きにくい深夜の番組にしようというテレビ局の思い切りがすごい。

難しすぎて…

   今回の問題は「正2010角形の異なる3頂点A・B・Cの組のうち、三角形ABCの内角が全て整数度となるものの個数を求めなさい。(ただしABCを並べ替えただけの組は同じとみなします。)」というもの。まず、たけし軍団の芸人たちが計算式を用いずに時間と体力を使って問題を解く。今回はロープで円を作り、その円に正2010角形の1/10 である正201角形の頂点、201個の赤い印を付けていく。その201個の印を使って作れる三角形の内角が整数度である組み合せがいくつあるのかを、ロケが終わってからも自宅に持ち帰って1つ1つ手作業で数えていく。数え終わった数字を10倍すれば正2010角形の答えになるという考えらしい。私は数学とすっかり疎遠の文系人間なので、彼らが何をやっているのかよくわからないが、まぁ、とにかく大変な作業ということはわかる。

   スタジオでは、ビートたけしとベナン共和国の留学生ペア、理系東大生ペアがそれぞれ『美しい計算式』を10分の解答時間で導く。その後は各々の導き方、答え合わせ、解説と続くのだが、問題が難しすぎるのと、解説を飛ばしすぎるのとで、スタジオは完全に内輪の世界になってしまう。置いてけぼり感は大半の視聴者が感じているらしく、中には解説や別解答を求めてテレビ局に問い合わせする方々もいるとか。番組スタッフは数学の専門家ではないので困惑してしまうそうなのだが・・・。数学好きには奥深く、数学嫌いにはモヤモヤが募る番組である。

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