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三宅雪子 番組に「自分で転んだとは言っていません」

   民主党の三宅雪子議員の周囲がさわがしい。委員会で転んだのは、突き飛ばされたんだ、いや自分で転んだんだとか、車イスはやり過ぎだ、松葉杖のサイズが合わなかったなどなど。いったい何だったんだ?

「手元にパンツがなかった」

   ビデオ映像でみると、自民党の甘利明議員は直接三宅には触れてはいない。別の男性議員を突き飛ばしているが、三宅はその後ろにいて、男性議員に続いて画面から右手に消える。そのあと倒れたらしいが、残っているのはすでに倒れているところのロング映像だ。甘利は倒れている彼女をまたぐように委員長に詰め寄っている。それより、ずいぶん長いこと横になっていたような……。

   翌日の車イスでの登場にはみな驚いた。おまけに、投票では男性議員に背負われたり、松葉杖で倒れたり……。ところが、本会議中、怪我をした足を組んでいる写真を撮られていた。自民党の馳浩議員はブログで、「自分で転んだと本人から聞いた」と書いている。

   西村綾子アナの事前の取材に、三宅はパフォーマンスを否定。また、車イスは「議員会館からの距離が長いから」と説明している。でも、車イスだとメディアが注目するからと拒んだというのだが、結局は「周囲の勧めにしたがった」のだそうである。

   また、スカートで包帯が見えたことには、「手元にパンツがなかった」

   直接の電話で加藤浩次がかみついた。

「失礼ですが、ビデオで見ると当たっていないように見える」

   三宅の答えはすっきりしない。「あのー」を連発して、「足がからまった」なんて言う。「党が」とか「周りの人が」とか、「写真も検証して」などというばかりで、肝心の何がどう起こったのかがさっぱりわからない。

   加藤「当たったように見えないんだよな」

   テリー伊東「馳さんがエレベーターの中で『運動不足で自分で転んだ』と言っていたと書いてる。共産党の宮本(岳志・衆院議員)さんも、わたしも聞いたと。2人はウソをついてるのですか」

   三宅「自分で転んだとは言ってない」

   テリー「こんなことでぐずぐずしてるのは、みっともない」

   三宅「わたしもそう思います。一刻も早く終わりにしてほしい」

   加藤が「打撲の具合は」と聞いたが、これまたぐじゃぐじゃ言っててはっきりしない。しびれを切らした加藤が「車イスを使うなんて考えられない」

   これに三宅は「距離が長いんです」

   加藤「パフォーマンスといわれてもしょうがないんじゃないですか」

   これにも三宅は「あのー」ばかりで、とても記者としてテレビにいた人間とは思えない受け答えだった。最後は加藤が「時間がありませんので、これで終わりにしましょう」

   三宅「ありがとうございます」

   倒れたのは偶然だったのだろうし、その直後はちゃんと歩いてエレベーターに乗っているのだから、どこぞのバカがサル知恵を出して利用しようとしたのだろう。KYもいいところだ。