2024年 4月 19日 (金)

選挙に出たばっかりに……晒される谷亮子「隠しておきたかった『あの事この事』」

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

伯父の告白

   文春は、谷氏の伯父さんに当たる田村幸次氏(67)に記事の冒頭から、「彼女に、国会議員になる資格なんてありません」と言わせている。

   幸次氏は谷氏の父親の実兄で、父親の勝美氏が交通事故に介入して高額な報酬を要求する示談屋で生計を立てていて、やがて保険金詐欺に手を染めて逮捕されたことや、自分も裕福ではなかったのに、谷氏が柔道の試合で日本全国を遠征する費用が足りないため、高利貸しからカネを借りてまで助けていたと話す。

   そのカネも全額は返済されていない。いまだに、勝美氏からも谷亮子氏からも、謝罪がないこともあってか、10年以上前から絶縁状態だそうだ。5年前には、谷氏の兄が覚せい剤で逮捕され、田村家(谷氏の旧姓)から除籍されている。

   編集部は勝美氏にインタビューして、勝美氏の過去や親族から借りた保釈金350万円を返すのを渋ったことなどについて直撃している。そして、取材の最後に、勝美氏はこういった。

「変なことを書いたら、私はキツいよ。いや、ほんとに。紳士的に行きましょう」

   選挙に出馬すると、書かれたくない自分や身内の過去が、洗いざらい世間に晒されてしまうのは、可哀想な気がしないでもない。

   そんなことより、日本中のアイドルYAWARAちゃんが、参議院議員に相応しいかどうかだけ判断して投票すればいいのだが、有権者の一人として、記事を読みながら「うーん」と考え込んでしまうのだ。

   最後に、他のお薦め記事。野村克也監督の病名は「解離性大動脈瘤だった」とスクープした文春の「ノムさん『ウチのに殺されるわ‥』」。今年のサッカーWCの優勝国がわかる(?)現代の「お父さんのための『都市伝説』講座」。官房機密費をもらったジャーナリストは誰なのかを追いかけたポストの「なぜ大新聞・テレビは野中広務氏が暴露した『官房機密費』を追及できないのか」。大関・琴光喜が野球賭博をやっていて多額の借金をこしらえ、口止め料として1億円を払えと脅されているという新潮の「『大関琴光喜』が『口止め料1億円』と脅された!」

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中