サラリーマンネタ卒業したら……、近ごろ上品すぎてちょっと笑えない

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<サラリーマンNEO(NHK木曜)>シーズン5というから、もう5年間も続いている番組である。ただ1年間通して放送しているわけではなく、4月~9月の半年間が多い。

サラリーマンネタ卒業の時期

   サラリーマン社会をネタにしたコント・バラエティー番組で、狙いは「NHKらしからぬ、でもNHKにしかできない番組」なのだという。たしかに、お笑いタレントは1人も出てこないし、ちょっとわかりにくいシュールさが民放にはないカラーとなっている。「NHKらしからぬ」という部分は、フロアのスタッフの笑い声が入ったり、アドリブがポンポン飛び出すあたりなのだろうか。まじめに笑いを作ろうというNHKらしいけなげな姿勢が好きで、昔からよく見ていた。

   でも、最近の作りにはかなり注文がある。昔は非常に面白い番組だったのに、笑いの完成度が上がってしまい、上品で重くなりすぎて笑えないことが多いのだ。社内の会議のシーンや打ち合わせのシーンが目立ち、座り芝居が多いのもコントをつまらなくしてしまう。やはり、ドガチャガとぶざまがないとテンポが悪くなってしまう。お上品はコントにはかえって邪魔で、寒いオチも目立つようになっている。

   ここは原点に戻って、もっとバカバカしい作りを狙ってほしい。見る側としては単純な運びでストンストンと笑わせてほしいのだ。

   もうひとつ――。そろそろサラリーマンネタから少し離れてもいい時期だと思う。いまどきのサラリーマンはそれこそいろいろなのがいて、「サラリーマンネタ」に合わせすぎると、手あかの付いたステレオタイプのサラリーマンばかりが素材になって、古さを感じさせてしまう。

   NHKとしては異色、でも民放には作れない貴重な番組だけに、心機一転、がんばってほしいものだ。

      くだらない  笑いも欲しい コントには

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