2018年 7月 18日 (水)

井上由美子の脚本さすが…どこに流れ着くのか「女45歳の隙だらけの心理」

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「同窓会~ラブ・アゲイン症候群 第5回」(テレビ朝日)2010年5月20日21時~

   つくづく脚本の井上由美子は自分と同年代を描いたらうまい。昼メロでもあるまいし、夜の連ドラに不倫ドロドロか?とキワモノ扱いされて始まったこのドラマを、筆者は決してキワモノだとは思わない。若くもなく初老でもなく、子供は思春期の真っ盛りの難しい年代で、夫は働き盛りで家にいないのに、まだ十分に女として欲もある自分が、生活に追われたり継子育てに苦労したり、ああ、ストレス溜まりっぱなしだという45歳の女たちの、隙だらけの心理を、かなり上手くドラマに仕立てている。
   初回、中学の同窓会に出かける時に、夫が失業中で、自分がパートで生活を支えている主婦・宮沢朋美(黒木瞳)が見栄を張り、店でドレスを万引きするシーンはいただけなかったが(何故なら、朋美は相当自制心のある女として描かれているから)、かつての同級生は「ちゃん」とか「くん」とか呼んでしまう女たちの、友達気分と男女の仲気分の複雑な入り混じり具合が丁寧に物語化されている。
   難を言えば、たかが週刊誌編集長風情の大久保真一(三上博史、好演)の自宅マンションが豪華過ぎること、刑事・杉山浩介(高橋克典)の亭主ぶりがステレオタイプなこと。夫の愛人の子を育てさせられているアンニュイな主婦・西川陽子(斉藤由貴、これまた好演)は多少現実離れしているが、あり得るかとも思わせる。カタストロフに終るのか常識路線に収まるのか先が楽しみだ。

(黄蘭)

採点:1.5
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