2018年 7月 18日 (水)

病院内のカンファレンス(症例検討会)を再現 医者の卵に病名当てさせる異色医療クイズ

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   医者は患者の症状から病気をどう診断して、病名を探り当てるのだろう。多くの人が知りたいところだが、これを「医療エンターテイメント」として、その『現場』をスタジオで謎解きとして見せてくれるのが「総合診療医 ドクターG」だ。Gはゼネラルの意味。NHK・BShi月曜夜9時半からの放送なので、あまりなじみはないのだが、専門の医者も、医者の卵も、患者も、健康な人も見ているという珍しい番組だ。

   浅草キッドを司会に、登場するのは経験豊富な専門医と毎日病院で患者と接している4人の研修医たち。まず実際にあった症例、患者の再現ビデオが流され、患者の様子から研修医が「この病気ではないか」と病名を推測する。これにプロの医者がさまざまに質問して、推測した理由を話させ、疑問をぶつけていく。病院内のカンファレンス(症例検討会)をスタジオでやってもらうのである。

   面白いのは、同じ再現ビデオを見ても、研修医によって注目ポイントが違っていて、その結果として病名も大きく違ってくる点だ。再現ビデオは前半と後半に分かれ、プロの医者のアドバイスを受けたあと、後半の再現ビデオで研修医たちは最初の推測を修正していく。そして、最後に病名が明かされ、確定する。

   症状のテーマは毎回違い、たとえば「夜、なかなか眠れない…その病名は?」「時々、吐いてしまう」「いつもとは違う謎の腹痛」「突然目の前がグールグル」といったようなことだが、そこに重大な病気が潜んでいることを医者の卵たちは見抜けるかどうか…といったあたりがエンターテイメントというわけなのだろう。

   同じ腹痛でも医者は体のよじる方向によって病名を判断していたり、医者が検査をするときは何を知ろうとしているのか、直ちに治療せず様子を見たりするのはなぜかというようなことを、素人でも理解することができる構成になっている。ともすれば、専門用語が飛び交い難解な番組になりそうなところを、浅草キッドの解説が入るので、医療知識がなくても『病名当てクイズ』として楽しむことができる。医療番組、健康番組で蓄積を持つNHKだからできる番組と言えそう。(テレビウォッチ編集部)

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