徹子も番組も賞味期限切れ、そろそろ閉店してはいかが

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「徹子の部屋」(テレビ朝日)2010年6月1日13時20分~

   打ち切り説が出たり消えたり、高齢の主(あるじ)同様、幽霊のように彷徨っている番組である。近頃はお笑いタレントの宣伝の場と化し、かつての様な文化の香りが消えつつある。今回は珍しく話し上手な舞台人の市村正親が登場したので見てみた。
   市村は59歳で長男をもうけ、今は61歳、妻の篠原涼子とは24歳2回りも違うが、子はかすがいで幸せ一杯、親バカののろけをひとしきりしゃべる。息子が舞台を見に来て真似をするさま、片言のおしゃべり自慢、子供のために手造りしてやった木製の椅子や机の写真。真にほほえましいし、市村の親バカぶりは嫌味でない。筆者はある女優の紫綬褒章受賞パーティーで、女優に挨拶する市村を隣りで見たことがあるが、とにかく万事ゼスチャーが派手で賑やかで声が大きく、顔の造作の濃い人という印象だった。
   「キャンディード」というバーンスタイン作品の主役をやるために、6キロのダイエットをした話や、普段からバレエのレッスンを続けている苦労など、加齢に逆らって舞台人を続ける努力は天晴れだが、今回もまた6月2日からの公演のパブリシティが主眼だ。徹子も近頃はゲストと噛合わないトンチンカンな質問振りが多く、気心の合った市村とははなし易そうであったが、番組自体は賞味期限切れである。長寿番組という価値が評価されるのも程度問題で、宣伝場所と化した「徹子」はそろそろ閉店してはどうか。

(黄蘭)

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