2018年 7月 23日 (月)

盲目の若きピアニスト・辻井伸行 あの優勝から1年後の新たな挑戦

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<1年前のワイドショー通信簿>おおかたの日本人は「バン・クライバーン国際ピアノコンクール」なんてまったく関心がなかっただろうし、日本人がチャレンジしていたことも知らなかったに違いない。ところが、そこで弱冠ハタチの日本人の若者が優勝。しかも彼は生まれたときからの全盲と聞いて、日本中が大喜びした。1年前のことだ。青年の名前は辻井伸行。

   ワイドショーは沸き立った。辻井の生い立ち、エピソード、関係者の話をこぞって取り上げた。

   「『全盲』辻井の赤ちゃん時代 祖父母が聞かせた音とは」(スーパーモーニング)、「『もし1度だけ目が見えたら…』盲目ピアニストの願いとは」(とくダネ!)といった具合だ。

   こういう話はワイドショーの独壇場である。とりわけ、テレビの前の主婦たちの涙を絞らせる話には力が入る。「とくダネ!」は辻井の父親に、高校時代のこんな会話を語らせた。

「『目が見えなくてもいいんだけど、1度だけ目が見えたら母の顔を見たい』と言うんです」

これに泣かない主婦がいるか!。

   辻井は今年5月、コンサートツアーでアメリカ各地を回っていた。このツアーのために選んだ課題曲はムソルグスキーの「展覧会の絵」。10枚の絵の印象を曲にしたもので、絵を見ることができない辻井が、曲のイメージ作りに苦悩し、もだえる姿がそこにあった。

   ワイドショーが忘れたころ、辻井は新たな挑戦の旅を続けていた。(テレビウォッチ 編集部)

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