2024年 4月 20日 (土)

参院選「人寄せキャラ」蓮舫がぶちかます「仕分け第3弾」

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   注目の参院選がきょう(24日)公示された。首相交代で支持率がV字回復した勢いで乗り切る構えの民主党だが、菅首相の「消費税10%」発言から情勢はなかなか微妙になっている。

   そんななか、蓮舫行政刷新相はきのう、事業仕分け第3弾を10月半ばに行うと発表した。対象は「特別会計」の18会計、51事業で、大臣は「これまでとちょっと違うのは、制度そのもの、制度仕分けの色合いが強くなろうと思っている。すべてをゼロベースで臨む」という。

特別会計179兆円の天下り

   「特別会計」といえば、かつて塩川正十郎氏が財務相のとき、「母屋(一般会計)でお茶漬け食うとんのに、離れ(特別会計)でスキヤキ食うとる。おかしいんちゃうか」と名言を吐いた、あの「特会」だ。役人の無駄遣い、というより天下りの温床として悪名高い。

   今年度予算でも、一般会計92兆円に対して、特会は176兆円と巨額。ここに様々な魑魅魍魎が織り込まれている。たとえば、先の事業仕分けで廃止が決まった京都の「私のしごと館」(厚労省所管 建設費581億円、累積赤字100億円)は、労働保健特別会計で作られた。もっと大きいのでは、赤字空港を作り続けた空港整備特会がある。

   民主党は政策調査会に「特別会計チーム」をつくり、全面的に協力するほか、これまでの仕分けが予算にどう反映されたかをチェックする再仕分けも行うという。参院選のマニフェストのトップも「ムダづかい、行政刷新」で、「不要なトク会は廃止します」といっている。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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