アニソンナイトに潜入 まったく理解不能の「浦島太郎体験」

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   なんだかんだ言って、すっかりハマって、にわかワールドカップファンになってしまった。各国選手のカッコよさにニタニタ。サッカーファンでなかった私にとっては、イケメン選手が出てくるのが既視感なくて新鮮新鮮! あっ、この人カッコいい~! とムラムラしちゃう感覚って、最近のテレビではなかったからなぁ。

   そしてもう一つの自分だけのユニフォームか? と思えるゴリゴリのタトゥー。私も年を取ったのだろうか、タトゥーは好きなのだが、あんなに入れていると、「おれ、サッカーしかできないっす。頭よくないっす。それでもよくねぇ?」とアホアホ自己申告してるだけやろ。これぞ万国共通のヤンキー文化じゃなかろうか。もう少しスマートな彫り方しろよっ! なんでも見せればいいんじゃねぇぞ! チラリズムをお前らは知らんのか~っ!! とカツを入れたくなる。

   そしてあれを右ならえ民族の日本人が真似してくれなくてよかった~と、ほっとする。サムライブルーのみなさん、彫るならチラ見せ程度に、そして外国人が彫ってて、日本人が恥ずかしくなるようなアホ漢字の逆バージョンにならないようにしてくださいと、1人テレビに向かってお祈りする。そう、ワールドカップはスーパープレイだけでなく、通常番組ではなかった新鮮さがある。こうしてテレビ局を救う高視聴率に私も加担してしまったわけである。

「きゅんきゅんしちゃう」って エッ、なに?

   新鮮な体験といえばもうひとつ。それはアニソン。

   マンガを読ませてもらえず、ゲームも苦手で全くやらず、アニメといえばドラえもんかサザエンさんぐらいしか見ていなかった子供時代。身の回りにはアニメ文化が全くない状態だった私が、ひょんなことから2000年代のアニソン特集を番組ですることになった。

   まずは、アニソンのお勉強。資料を見たり聞いたりして、なんとなく全体把握をしたつもり。しかし、マクロスってなんですか、あぁNARUTOって聞いたことある。けいおん! はバンドの話?――こんな状態。ディープな世界についていけるかどうか不安でしかたない。

   そんな中、取材でアニソンナイトに潜入することに。そこはコスプレ集団が目の前でヲタ芸が打っているまさしくラビリンス。ただただ圧倒され、テレビで見たことある光景が、いま手の届く距離で繰り広げられていることに、感動すらしてしまった。

   客は20代前半ぐらいで、8割がコスプレしている状態。彼らにインタビューするも、「その格好、誰ですか」という挨拶から始まり、教えてもらってもアニメなのかゲームなのかもわからず、もう1度聞き直すことを繰り返す。

   ある女の子が「アニソンはかわいくてきゅんきゅんしちゃう」とインタビューで答えてくれたことに卒倒しかかった。きゅんきゅんって、齢30にして日常会話で初めて聞いた。さらに驚いたのが、ヴォーカロイドや東方系のキャラクターのコスプレの多さ。アニメキャラクターをしのぐ勢いで、コスプレしている人が多い。当然、私はインタビューしても何のことを言っているのか理解するのにしばらくかかり、気分はまるで浦島太郎。話を聞くと、彼らの情報元は全てネットで、動画サイトなどで流行を自ら作り上げているらしい。

   10年ひと昔と言うが、彼らとは文化がまるで違っていることに呆然。なんとか番組で伝えようにも、そもそもいったい何なのかを説明することがひと苦労。しかも、楽曲がジャスラックには登録されておらず、権利者に許諾を取ってからでないと、公共の電波にのせることすらできない。

   こうなると、どんどん時代に取り残されていっている自分に気がつく。そして「事件は現場で起こっている」とつい言いたくなってしまった。あっ、この第3弾映画は新鮮味に溢れているかわかりませんが。

モジョっこ

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