クドカンワールド不発 アイデア行き詰まり?

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「うぬぼれ刑事 第1回」(TBS)2010年7月9日22~

   かつて「タイガー&ドラゴン」で大ヒットを飛ばしたクドカンこと宮藤官九郎の脚本&演出とくれば、今期の連ドラの中では1番の話題作に違いないと思っていたが、第1回を見る限り面白くもなんともない。惚れっぽくて純情で粗忽で、婚約者にも逃げられ仕事でも世田谷通署に左遷された、通称うぬぼれ(長瀬智也)刑事が、駅で一目惚れした女性(加藤あい)を事件の犯人だと見破る話だ。
   案の定、視聴率もクドカン期待値があるわりには12.2%と低調である。長瀬のオーバーな演技には目を瞑るとしても、アンコの部分、うぬぼれが立ち寄るバーでの常連、恋愛心理学者の栗橋(坂東三津五郎)や売れない俳優・サダメ(生田斗真)らに滔々と恋愛相談する場面が、クドカンをもってしてもちょっとアイデアに行き詰まっているなと思わせる。セリフで説明しないと心理が伝わらないのか。
   お化けの様な目のメイクをした元婚約者、里恵(中島美嘉)も第1回だけでは存在感が薄い。歌手では人気のある中島が、男好きのするミステリアスな容姿をしているというのでドラマでもいい役に恵まれる。だが、彼女の演技はブスッとしているだけで大根である。歌手としても鼻濁音は出来ないし筆者は高く買ってはいない。
   2回以降、劇中劇が出てきたり、ゲストの犯人役に大物女優が登場するとの情報誌ネタがある。期待しないでクドカンワールドの登場を待つことにする。恋愛心理学者の薀蓄はいらないけど。

(黄蘭)

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