「へぇ~、ほんとかよ」思わず読んだ今週のこんな記事

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   友人の江上剛さんが中小・零細企業向け融資専門銀行「日本振興銀行」の社長に就任した。彼を、旧第一勧業銀行にいたときから知っているが、銀行員にしては珍しく(?)正義感が強く、悪徳総会屋とも堂々と立ち向かって、排除したこともある熱血漢である。これからの彼の活躍が楽しみだ。

   河出書房新社から『本田靖春』が出た。こうしたノンフィクション厳寒期だからこそ、もう一度本田さんを読み直そうという企画で、私も、魚住昭さんと対談をしている。

   本田さんは、一瞬の光芒のようだった「戦後」という時代にこだわり続けた人だった。対談の中で私は、本田さんが残してくれた「ジャーナリズム遺産」を守ろうと話している。本田さんに「月刊現代」に連載してもらった『戦後 美空ひばりとその時代』に、私の好きな、こういう文章がある。

「人々は飢えていた。私の場合は、住む家がなく、納屋の暮らしから戦後の生活が始まった。着る物がなく、履く靴がなく、鞄がなく、教科書がなく、エンピツがなく、ノートもなかった。しかし、人々は桎梏から解放されて自由であった。新しい社会を建設する希望に満ちていた」

   いま、本田さんが生きていたら、この政治の混迷や、希望の失われた時代を、何というだろうか。いつもそれを考えている。

   前置きが長くなってしまったが、今週発売の週刊誌は、「週刊ポスト」など一部を除いては、参議院選の結果を入れるために、発売日をずらした。だが、どれもこれも金太郎飴のような記事ばかりである。

「民主党敗北『愛想尽かされた』」(AERA)、「菅・民主落城 復権する小沢の『必死剣』」(サンデー毎日)、「菅総理が野合する『消費税翼賛会』悪魔の大連立」(ポスト)、「菅首相を追いつめる 小沢一郎次の一手」(週刊朝日)、「菅直人を襲う小沢一郎の『復讐』」(週刊文春)、「血みどろの党内抗争へ『菅退陣』小沢の考え」(週刊現代)

   どれか1冊読めばいい。内容は大同小異である。

「愛子さま」海外留学先にスイス案と豪州案

   このところの週刊誌には「へぇ~」が少ない。「へぇ~、ほんとかよ」でも「へぇ~、うそー」でもいい。大新聞には「へぇ~」と思う記事は少ない。この「へぇ~」が雑誌の命だ。そこで今週の「へぇ~」を探してみた。

   まずは新潮の「『愛子さま』転校候補はスイスと豪州『名門全寮制』」の記事。学習院への親子同伴通学も、はや4か月が過ぎた。いまだに、1、2時間目は欠席し、3、4時間目を受けて、午後の授業は受けずに帰宅しているという。

   学習院への雅子さんの不信感は強く、転校、それも海外に行くことを真剣に検討しているというのだ。候補は、雅子さんが選んだのが、スイスの全寮制名門私立「ラ・ガレン・インターナショナル・スクール」。皇太子が推したのはオーストラリアの「ジーロング・グラマー・スクール」だそうだ。真偽のほどはわからないが、「へぇ~」である。

   寡聞にして、日本のサラリーマンの小遣いが、この20年で3万5400円もダウンして、平均4万円になったことを知らなかった。ポストは、日本は「世界一お父さんが恵まれない国」だとし、この「お小遣い制」は、江戸時代から始まっている世界的に見ても特異な制度だと説く。奥方たちがお父さんの小遣いをいま少し値上げすれば、この消費低迷から脱出できると、嬉しいことをいってくれている。

   朝日では、北尾トロ氏が体験記「小遣い4万5千円で1ヶ月乗り切れるか」を書いている。タバコ好きの氏は、1日1箱計算で1万円近い出費になるので、相当厳しい闘いだったようだ。妻に少しやせたと聞かれ、「違うね。無駄をそぎ落として締まったんだ」とトロ氏は答える。日本のお父さんは大変なんだ!

折も折、「捜査する側」と「される側」が密会とは!

   大相撲は、次々出てくる週刊誌発の野球賭博疑惑報道で、名古屋場所もどこまで続けられるか予断を許さない。新潮が14日発売号で、「口を拭って処分なし『千代大海』の『野球賭博』と『裏カジノ』」を掲載すると知った相撲協会の特別調査委員会は、発売前日に千代大海、現佐ノ山親方に真偽を質しているが、本人は否定。だが、記事を読む限り、真っ黒だと思うが。

   大相撲関連では、文春の「武庫川理事長と中井洽国家公安委員長 参院選の陰で疑惑の『料亭密会』」が「へぇ~」である。

   野球賭博問題で、特別調査委員会設置が決まった6月21日、神楽坂の料亭で、武庫川理事長と中井洽委員長が密かに会っていた。捜査される側とする側が、仲良く酒を酌み交わしている現場を警視庁の捜査員たちが見たら、激怒することは間違いない。

   だいたい、中井なる御仁、少し前にも、若い銀座ホステスに議員宿舎のカギまで渡し、路上で「チュー」しているところを新潮に撮られている。こんな軽率な人間を、警察行政全般を監督する立場に置いておくことは、菅総理の監督責任が問われることになる。即刻、辞めさせたらいかがだろうか。

氷川きよし「禁断のスキャンダル」か

   最後の「へぇ~」はフライデー。何とも意味深な記事である。人気演歌歌手、氷川きよしが、自分の部屋で「熱い夜を過ごした」相手を撮ったとある。

   ある夜、氷川と寄り添ってフレンチレストランへ入ったのは、アラサーと思しき女性。そこには一人の男性が待っていた。普通はここから、食事を終えて氷川とその女性は仲良く彼のマンションへ消えていきました、パチパチとなるのだが、今回の話はちと違った。

   氷川のマンションに幾夜も、忙しい舞台の合間に駆けつけているのは、氷川より14歳年上の俳優、松村雄基(46)なのだ。

   夜に来て、昼まで、松村は氷川と一緒に過ごす。今年の4月、フライデー張り込み班が見張っている中、二人は仲良く帰ってきた。数分後、氷川の部屋の明かりが灯り、笑顔の松村が窓際に立ち、次の瞬間、上半身裸になったのだ。

「この日の気温は10度以下。君ら、アツすぎ!」(フライデー)

   デビューから10年余り、不思議なことに、浮いた噂もなく、私生活は謎に包まれていた演歌界の王子に、ついに出た禁断のスキャンダルか、単なる男友達なのか。テレビでは取り上げることができないネタだが、これから、この騒動、どう発展するのだろうか。

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