相撲放送これで十分と気づかせた「ダイジェスト版」

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<大相撲名古屋場所(NHK夕方)とサンデースクランブル(テレビ朝日系日曜12時~)>大相撲の実況中継を中止したNHKがどんなダイジェスト版で放送するか、ちょっぴり意地悪く楽しみにしていた。オープニングは軽快な音楽も太鼓のBGMもなく、解雇・謹慎の幕内力士のしこ名が表示され、いきなり協会の理事長代行のあいさつ場面、終わると直ちに取組のVTRといた具合に進み、NHKも恐縮してるんですといいたげな流れになっていた。

うるさい解説なく進行スピーディー

   初日の11日は昼からのテレビ朝日系「サンデースクランブル」で、異例ずくめの名古屋場所の舞台裏をレポートしていた。チケットの売り上げが去年の半分で数千万円の減収と嘆く相撲茶屋の経営者風、館内ロビーを映すテレビモニター室では暴力団関係者が来てないかチェック、これまではOKだったのに、急に建築法違反だということになってテントに建て替えられた相撲茶屋、「暴力団お断り」の張り紙……。強引な名古屋場所開催のツケがあちこちに見られて、なかなか良くできた「事前情報」だった。

   さて、NHKのダイジェスト版だが、あらためて気づいたことがいくつかあった。番組は呼び出し、力士のアップ、そしてすぐ立ち合いだから、実にスピーディーで、テレビ放送はこれでいいんじゃないかと思う。場所で生で観戦するなら、何回かの仕切りもひとつの見せ場、飲み食いの時間なのだろうが、テレビ放送ではまどろっこしい。それでは物足りないというファンもいるだろうから、上位の取組だけ一部始終を見せるというのではどうだろう。

   また、相撲協会の解説者がいないと静かに、純粋に取組だけを見られることもわかった。ダイジェストはNHKのアナウンサーが進行・解説と実況を2人で担当していて、余計なことをしゃべらないのがいい。これまでタレントや著名人をゲストに呼んで、得意げに相撲好きぶりをしゃべらせたりしていたが、ああいうものもまったく余計だったことを気づかせてくれた。

   これを機会に、NHKは相撲放送をまったく新しい視点で作り直してみてはどうだろうか。案外、新しい視聴者を獲得できるかもしれないよ。

   ダイジェスト 解説もなく トントンと

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