観月ありさ「腕前」鮮やか…ドラマなのに料理番組

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<天使のわけまえ(NHK火曜夜10時~)>現実離れしたストーリーなのだけれど、主演の観月ありさの柔らかい演技、役になじみすぎず自分なりの芝居をするイッセー尾形、マイペースの女をやらせたらうまいともさかりえ、大滝秀司のじいさんらが絡み合って面白いドラマになった。でも、本当の主役は彼らじゃないのだ――。

おはぎ、太巻き、ロールキャベツが結ぶ縁

   1回目はおはぎ、2回目が太巻き、3回目がきりたんぽ……料理が人と人を出会わせ、輪を広げていく。そう、このドラマの主役は料理なのである。

   結婚を約束した男に全財産を持ち逃げされ、仕事はすでにやめ、住む家もない。両親に頼ることもできず、途方にくれて観月ありさが公園で呆然としていると、心配して近づいてきたのが交通誘導員のおっさん。男に食べさせるために作った手製のおはぎを渡すと、そのおいしさと懐かしさで涙を流して食べてくれた。

   さらに、おっさんの仕事仲間、近所の料理下手の主婦、秋田から出てきた祖父らがからみ、そのたびにおいしそうな料理が、作る過程もていねい描かれて登場する。驚きましたね。ドラマなのに料理番組なのですから。その料理も普通に台所で作れるものばかりで、うるさい能書きもないのがうれしい。もちろん、プロのコーディネーターがついているのだろうけれど、観月の「腕前」も鮮やかだ。

   話は婚約者は実は逃げたのじゃなくてとか、交通誘導員のおっさんもただ人がいいばかりじゃなくてとかに広がっていきそうだが、私としてはあまりドラマっぽくなって欲しくない。料理を見ているだけでも十分楽しめるからだ。番組のキャッチコピーは「なみだをふいたら、ごはんにしよう。」 そうこれでいい。5回シリーズで、おかゆ、唐揚げ、ロールキャベツなども出てくる。楽しみである。

      あったかな ごはんでしあわせ 取り戻す?

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