逃亡犯が白昼の繁華街で立ち話…ご都合主義の脚本に口あんぐり

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「逃亡弁護士 第3回」(フジテレビ)2010年7月20日22時~

   第1回はまあまあの出来だったが、次第にバカバカしくなった。何故なら、リアリティゼロだからだ。例えば、逃亡中に知り合ったバイト予備校生・山本が女ストーカーに追われている話の中で、1年前から殺人容疑で指名手配され、街にもデカデカと顔写真が貼られている主人公の弁護士・成田(上地雄輔)と山本と女(相武紗季)の3人が、真昼間の池袋西口、東京芸術劇場1階のコンコース中で長い時間立ち話をするのだ。弁護士にあるまじき大バカ脳タリン。
   この辺りは東武百貨店前で西口1の大繁華街。警官もよく見かけるし人が多いし目撃されやすいのに、誰も駆けつけない。そもそも成田は変装もせず、警備会社やレストランで仕事しても捕まらない。検事が泳がせているというセリフがあるが、警察は何をしているのだ。ご都合主義の杜撰な脚本に呆れて口あんぐりだ。おバカトリオで売り出した上地も弁護士には見えなくてミスキャストてんこ盛り。
   大昔、デビッド・ジャンセン主演のテレビ映画「逃亡者」があった。毎週噛り付いて見た。ハリウッドでリメイクされてハリソン・フォードが主演した。主人公のリチャード・キンブルは医者だったから、逃亡の先々で関わった人を助ける挿話に説得力があったが、明らかに「逃亡者」を下敷きにしている本作は、職業が弁護士。先々で毎回弁護士の知識で人助けする筋書きにも無理があり過ぎなのだ。連ドラとはいえ人気者を主役にして事足れりでは白けるばかりだ。

(黄蘭)

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