2024年 4月 23日 (火)

秋の新番組プロジェクト…焼き直し、テコ入ればかりでいいのかなあ

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   こうも毎日暑いと頭の中まで溶けそうになる。やっと夏が来たのねといって喜んでいたのもつかの間、あと1週間で7月も終わってしまう。うぇ~ん、まだ水着も着てないのにぃ。

   蚊には立派に刺されたが、悲しいかな、刺された跡がなかなか消えず、痒みが引かない。これって、おばさんになった証拠? 私の2010年の夏は、未だこれといって思い出が作れていない。とりあえずはベトベトな汗をかき、ヘトヘトになり、だるい~だるい~と言っているばかり。だが、そうこうしているうちにどんどん世の中は動いている。

低迷の某局ゴールデンも出口なし

   テレビ業界では秋の新番組プロジェクトが本格的に始動した。でも、どうも様子を見ている限りでは、テコ入れの要素が強い。あちらこちらで聞くのは、どれも既存の番組の立て直し。そして最も興味深いのが、某局のある曜日のゴールデンにもってくる新番組案だ。どの番組持ってきても低視聴率が続き、ここ数年の課題になっている。

   はたして打開策はあるのか。漏れ伝わってきた情報によると、新番組もどうもピンと来る内容ではない。いわゆる抜本的な改革にはなっていない編成になりそうな予感。あぁ、きっとまた同じような番組、他局のヒット企画の焼き直しなんだろうと、誰もがすぐに感じるだろう。恐らく、放送開始後1か月で企画や構成の立て直し会議を喧々諤々やるんじゃなかろうか。結局、問題解決の起爆剤はまだ模索中といったところだろう。

   ところで、人は自分の身に起こった問題解決をキチンとできているだろうか。「恋人がなかなかできない」「このポッコリお腹をなんとかしないといけない」といった些細に思えるものから、「どうやったら離婚してもらえるか」「借金がかさむ毎日から抜け出すにはどうしたらいいか」と深刻なものまで、十人十色の問題をそれぞれ抱えている。

   その問題はどのぐらい解決できているだろうか。ある番組でお世話になった医療関係の人が、こんな話をしていた。

「今、問題に対して対処法しか考えない人が多い。本来はなぜ問題が起こったのか、その原因をまずはじっくりと考えるべき。起因をすっ飛ばして、対策法に終始していることが多い。その対策法も他人からのアドバイスや本、雑誌、ネットなど、外部からの情報に頼り、結局がんじがらめで解決の糸口を探し出せずにいるケースがほとんどだ」

   おおっと耳が痛い話だ。さらに、ある会社経営者の方は「自分の弱みやコンプレックスをよく知っている人ほど問題解決ができる。自分の弱みや苦手分野は他者の力を借り、得意なことを伸ばしていく方がよっぽど物事は解決の方向へ行き、上手く進むものだ」と話す。

   彼の言葉を引用したのには理由がある。彼の人生が裏打ちされている言葉だからだ。一介のサラリーマンだった彼は、30代で自分の可能性を信じ、得意分野をより強化するために渡米して名門大学大学院へ入学。その後、日本で起業しその会社が大成功。現在、取引先に大企業が名を連ねるなど、優良企業に成長している。なんとも説得力がある。

勘頼みの企画じゃダメなの分かっているけど

   低視聴率打破を目指し模索を続けている某局は、どうなのだろうか。2人の話を聞いていると、やはり解決策に翻弄しているように思える。次々に新番組を立ち上げても、低視聴率が続いている状況の原因はそもそも何なのか。まずはその起因をきちんと見て現実を知り、きちんとした理論のもとに、編成局から番組募集の発注をしないと、作る側も混乱するだけなのである。これではいつまでたっても企画立案側も、「こんな企画だったら、イケるんじゃない」という勘のみでアプローチするしか方法がないのである。

   と、なんだか偉そうなことを言ってしまった。これも暑さで頭が溶けかかっているせいか。いやいや問題はもっと別の理由にありそうだ。

モジョっこ

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