死後32年のミイラ遺体、家族はどこまで犯罪になるのか

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   大竹真リポーターが「生きていれば111才になる東京都で最高齢の男性が、ミイラ化した状態で発見されました。家族はおよそ30年前から部屋にこもったと話しています」と切り出す。足立区で持ちあがった変な話である。

保護責任者遺棄と年金不正受給

   大竹によると、男性は娘夫婦、男女2人の孫と一緒に暮らしていた。妻は2004年に101才で死亡、その遺族年金950万円を男性が受給中だったとされる。近所の人も行政も生存を確認できず、不審は感じていたらしい。今週月曜日(7月26日)にも区と警察が訪問したが、家族は「本人が会いたくないと言っている。会いたくないものを会わせるわけにいかない」と面会を拒んだという。

食事もしてないのに

   しかし、28日にいたって孫娘が「祖父が32、3年前、即身成仏になると言って、食事も水もとらず自室に閉じこもった」と警察に申し出て、事が明らかになった。

   コメンテーターの八代英輝(弁護士)が解説する。

「家族の側について検討しなければいけないことは2つ。1つは男性が亡くなった経緯に関しての保護責任者遺棄だが、30年も前となると公訴時効が成立する。
もう1つは不正受給。不正受給がすべて犯罪になるわけではなく、詐欺的なものが犯罪になる。問題は遺族年金の受給申請を誰がしたか。男性が亡くなったことを知りながら申請したとすると詐欺が成立する。現状の情報だけだと決めつけるのはむずかしい」

   そうは言っても、「生きているように見せかけていた」(MC加藤浩次)、「食事もしないで閉じこもるなんてあり得ない」(司会のテリー伊藤)が、常識的な見方だろう。

   八代によれば、100才以上の人は現在、全国で4万人以上いるそうだ。テリーは「家族がガードして行政が立ち入りできないとなると、同じようなケースが日本中で起きている可能性がある」と懸念するのも無理からぬところがある。

文   アレマ | 似顔絵 池田マコト
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