児童虐待殺人ますます残忍になる手口と異様さ

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<今週のワイドショー通信簿>親の子殺しは実は昔から日本では少なくなかったのだが、多くは経済的にギリギリのところまで追い詰められての殺害というのが多かった。しかし、いま相次いでいる虐待殺人は親の身勝手さが原因だ。

   厚生労働省のまとめによると、昨年度に全国の児童相談所が対応した児童虐待は4万4210件で過去最多、08年度の死亡事件は107件128人だった。3日に1人が殺されている計算である。

   ワイドショーも先週発覚した横浜市港北区の「次女箱詰め殺害」を取り上げた。ホームセンターで材料を買ってきて木箱を作り、内縁の妻の連れ子(1歳)をそこに押し込めて窒息しさせた『父親』の話だ。

   「とくダネ!」(フジテレビ系)はこの男が2階の洋間のドアにかんぬきを取り付け、監禁部屋も作っていた異様さに愕然とした。コメンテーターの夏野剛(慶応大特別招聘教授)は「あり得ないですね。子供を箱に入れて閉じ込める発想が分からない」と困惑気味だった。

   「スッキリ!!」(日本テレビ系)はやはり横浜市の事件で、11歳の男の子がコンビニでパンを万引きしたので問い詰めると、親から食事を与えられず、全身に木刀で殴られたようなアザがあった。母親は「しつけのつもりでやった」と話しているという。コメンテーターの勝谷誠彦(コラムニスト)が怒った。

   「学校は何をしていたのか。悪いのはもちろん親だけど、近所の人も児童相談所とか市役所や区役所に通報してくれれば良かった」

   「とくダネ!」はその後も、大阪市内のマンションのゴミだらけの部屋で、男の子と女の子の腐乱した遺体が発見されたと報じた。警察は母親を死体遺棄容疑で逮捕したが、近所の住人が赤ん坊の泣き声や「痛い」「ぎゃー」という叫び声を聞いていることから、虐待が疑われているとして、殺人を視野に捜査している。

   児童虐待が疑われるケースでは、児童相談所は強制的に立ち入り調査ができるが、昨年度に実施されたのは全国で1件だけだった。(テレビウォッチ編集部)

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