真っ昼間から「死ぬってどういうこと」って聞かれてもなあ…

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明日の光をつかめ(フジテレビ系月~金午後1時半)>北山(渡辺いっけい)が主宰する「たんぽぽ農場」は少年院の入院歴など問題を抱えた少年少女が社会復帰するための更生施設だ。そんな彼らと彼らを支える周りの人の昼ドラだ。

昼ドラは人の不幸楽しむドロドロ系でいい

「死ぬってどういうこと?」

   たんぽぽ農場に自分の畑を無償で提供している『じっちゃん』こと新田が急逝。家族が心中し、自分だけが生き残った過去を持つ少年・満は、じっちゃんが死んでも、なかなか死ぬということが理解できない。

   お話はその後、満は家族が心中した崖に行き、過去を思い出して「死ぬ」ということを理解し、じっちゃんの棺の前で涙を流す……という流れ。じっちゃんの棺桶に入った姿もやけにリアルだし、渡辺いっけいはもちろん、子役の演技もうまい。回想シーンの演出もなんだか涙を誘い、内容もシリアスで感動するし、見ごたえのあるドラマだと感じた。

   主人公でたんぽぽ農場にいる翼と惹かれあう少女・遥を演じる広瀬アリスも、昼ドラヒロイン最年少だけあって、さわやかだ。

   しかし、だ。やはり東海テレビ制作の昼ドラは、前クールに放送された「娼婦と淑女」のようなドロドロ系が良いと思ってしまうのは私だけだろうか。シリアスなお話より、「ちょっとこれは現実にないよ~」と思いながらも、「この後どんな不運が待ってるのかしら」と他人の不幸を期待する一種の背徳感を味わえるドロドロ系の方が、気楽に見られて昼ドラには良い。

   昼下がりに「死ぬってどういうこと?」はちょっと胃が重たくなる。

てらっち

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