花火大会テレビ鑑賞 醍醐味は人混み尻目の「優越感」

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「独占! 隅田川花火大会」(テレビ東京)2010年7月31日19時~

   筆者は花火大会にろくな思い出がない。大昔、隅田川花火大会では吾妻橋の上で、「動け歩け」と命令するお巡りと大喧嘩した。東京湾大華火祭では招待してくれた主と上手く遭遇できずに帰ってきた。日本1といわれる諏訪湖花火では、何人で泊まっても1部屋30万円だと言われて頭にきた。気軽に行けていた豊島園では、ケチな西武が花火大会そのものを止めてしまった。だから今やテレビ観戦だ。
   昨年も取り上げたと思うが、正月2日の大型時代劇と、夏の隅田川花火大会とが、番外地と揶揄されるテレビ東京の2大独占ソフトである。今年も例年通り2会場に特設桟敷を作っての生中継だ。司会は第1会場が高橋英樹と第2会場がヨネスケ。ちょっと聞くが、何でいつも高橋英樹なのだ。彼は花火の司会と、正月の切り餅「越後製菓」のCМ以外ろくな仕事をしていないような気がするのだが。
   ゲストに梅宮辰夫や萬田久子らも出ていたが、余り喋らせてもらえず、ただの賑やかしだった。筆者は浴衣姿のおねえちゃんたちが「うわー綺麗ぇ」などど凡庸な感想を言うシーンは見たくない。見ていれば個々人が感想を持つから。それよりも、あの、殺人的な地上の人混みをルポしてもらいたかった。恐らく、混雑のためにカメラを地上に設置することが許されなかったのだろうと同情的想像はできるが、テレビ観賞の醍醐味は、押し合いへしあいの現場の人たちに優越感をもつことだけなのである。やっぱり花火は生で見たい。

(黄蘭)

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