【試合短評】延長10回スクイズ空振りで思わぬ結末 大分工－延岡学園

8/11　第1試合▽1回戦▽大分工　4－5　延岡学園
大｜110　010　100　0 ｜4
延｜001　011　100　1X｜5

    めまぐるしい攻防は思いがけない結末を迎えた。延長10回裏、延岡学園は1死一、三塁。打者矢野はカウント2-1からスクイズに出たが空振り。ところがその投球が捕手の頭上を越える暴投となってサヨナラ勝ち。延岡学園の勝負への執念はすさまじく、投手交代を5度も行ってしのいだ。大分工は9回の逸機が響いた。

菅谷　齊

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菅谷　齊（すがや・ひとし）プロフィール
1943年、東京生まれ。法政大学卒。法政二高硬式野球部時代に甲子園で夏春連覇（1960,61年）を経験。共同通信社ではプロ、アマ野球、大リーグを主に担当。84年のロサンゼルス五輪特派員。プロ野球記者クラブ、野球殿堂入り選考の代表幹事を務める。野球技術書など著書多数。現在、日本記者クラブ会員（会報委員会委員）。